名作速読朗読文庫古典vol.52 和泉式部物語 Pro版 

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名作速読朗読文庫vol.52 和泉式部物語 Professional版 

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和泉式部日記(原文)

和泉式部

内容

『和泉式部日記』(いずみしきぶにっき)は和泉式部によって記された日記であり、女流日記文学の代表的作品である。

長保5年(1003年)4月?寛弘元年(1004年)1月までの数ヶ月間の出来事が書かれている。恋人冷泉帝第三皇子弾正宮為尊親王が前年長保4年に薨じ、また為尊親王との恋のため父親にも勘当され、さらに夫橘道貞との関係も冷めたものとなって嘆きつつ追憶の日々を過ごしていた和泉式部のもとに、為尊親王の弟冷泉帝第四皇子帥宮敦道親王の消息の便りが届く。その後帥宮と和歌や手紙などを取り交わし、また数度の訪問を受けるうちにお互いを深く愛する関係となり、最終的に和泉式部は帥宮邸に迎えられる。この間の和歌の取り交わしと、この恋愛に関する和泉式部のありのままの心情描写が本作品の大きな特色である。


本文内容見本

和泉式部日記01(原文)
夢よりもはかなきよの中をなげきつつあかしくらすほどに、はかなくて四月にもなりぬれば、木の下くらがりもていく。はしのかたをながむれば、ついひぢのうえの草のあをやかなるをも、ひとはことにめとどめぬを、哀にながむるほどに、ちかきすいがいのもとにひとのけわひすれば、誰にかとおもうほどに、さしいでたるをみれば、故宮にさぶらひしことねりわらわなりけり。あはれに物をおもうほどにきたれば、「などかいとひさしうみえざりつる。遠ざかるむかしの名残にはとおもうを」など いはすれば、 「そのこととさぶらはでは、なれなれしきようにやとっつましうさぶらふうちに、日比山寺にまかりありき侍つるになむ。いとたよりなくつれづれに侍りしかば、御かわりにみまいらせんとてそつの宮になん参りて侍し」とかたれば、「いとよき事にぞあなれ。その宮はいとけぢこうおはしますなるは、むかしのようには、えしもあらじ」などいえば、「しかおはしませど、いとけぢこうおはしまして、『まいるや』ととはせ給う。『参り侍る』と申侍つれば、『これまいらせよ。


名作速読朗読文庫vol.52 和泉式部物語 Professional版 
 

和泉式部日記(原文)
vol 件数 作家名 作品名 文字数 文章量

52 1 和泉式部 和泉式部日記内容  438 小
52 2 和泉式部 和泉式部日記01 1609 小
52 3 和泉式部 和泉式部日記02 1244 小
52 4 和泉式部 和泉式部日記03 1051 小
52 5 和泉式部 和泉式部日記04 1883 小
52 6 和泉式部 和泉式部日記05 1396 小
52 7 和泉式部 和泉式部日記06 839 小
52 8 和泉式部 和泉式部日記07 748 小
52 9 和泉式部 和泉式部日記08 2116 小
52 10 和泉式部 和泉式部日記09 3334 中
52 11 和泉式部 和泉式部日記10 3214 中
52 12 和泉式部 和泉式部日記11 4424 中
文字数合計 22296


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Updated on
Nov 27, 2016

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