にほんむかしばなし 七 「うぐいすちょうじゃ」

でじじ

Sep 2013 · パンローリング

About this audiobook

内容紹介

おやこで楽しむ、むかしばなし！

日本の昔話の中から、名作をセレクト。
内容を子どもに分りやすく再編集いたしました。

お子様とご一緒に、お楽しみ下さい。

あらすじ

むかしむかし、あるところに、男（おとこ）がくらしていました。

ある日、男が山（やま）みちをあるいていますと、きれいな花（はな）をさかせた うめの木（き）を見（み）つけました。


その木（き）の下（した）にはわかくてきれいなむすめが四人（よにん） たのしそうにあそんでいました。

「こんな山（やま）おくに、こんなにきれいなむすめさんがいるとは」

男（おとこ）がむすめたちに みとれていると、むすめたちは男（おとこ）にこえをかけました。

「あら、めずらしい。男（おとこ）の人（ひと）だわ。どちらからいらしたんですか？ どうぞ、こちらへいらっしゃいまし」

というと、男（おとこ）をうめの木（き）がつづくおくへとあんないしました。

男がむすめたちについていくと、そこには、大（おお）きなやしきがありました。

「どうぞ、おあがりくださいな」

男（おとこ）はむすめたちにあんないされるまま、やしきの中（なか）に入（はい）っていきました。