【日本近代文学名作選(5)】 岡本かの子(明治22年 - 昭和14年)による短編小説『みちのく』 東北の城下町に講演で訪れた「私」は、町の写真館に飾られた少年の写真に惹きつけられる。それは「四郎馬鹿」と呼ばれた少年であった。町の人たちから四郎の生い立ち、殊に呉服店の娘、お蘭との睦まじい恋情を聞いた「私」は、いつしかお蘭を探そうとする…。 初出 昭和13年(1938)「雄弁」 ------------------------------------------ このオーディオブックは、2023年11月25日、日本近代文学館で上演した「朗読タイムレスストーリーシリーズ」を新たに収録した作品です。 ------------------------------------------ 朗読:長尾奈奈 企画/制作:声の書店 協力:株式会社 仕事/ROUDOKU.TALKER.JP (C)2024 声の書店.