悲惨で残酷・無慈悲な戦場で死体に何も感じず、涙も出さなかったのは、そうすることが生存への力となったからである。しかし、そうした心の麻痺は戦争トラウマとなり戦場から生還した人々の夢に侵入し、幸福感を追い出し、大小の暴力を生み出す元凶となった。
20年余にわたり戦争トラウマを調査した沖縄戦研究者が、日米の膨大な記録の分析、戦争現場のアウトリ-チ、形の復 元等を通して、戦争の心の闇に迫る。
1949年 北海道生まれ
1974年 東洋大学社会学部応用社会学科卒業
1976年 東洋大学大学院社会学修士課程修了
琉球大学法文学部講師、助教授、教授を歴任
現在、沖縄戦関係を中心とした翻訳業に従事