脱出するためには、ここから出せとわめいている天使を救い出さなければならない。
だが、助けようとした瞬間――無数の手が伸びてきて殺されてしまう。
全ては、この世で困っている誰かが送ってきた夢だったのだ。
それは一体誰なのか。どうして困っているのか。
夢を送ってきているその誰かを探し、その悩みを追っているうちに――相沢はこの世の闇の部分へと触れていく。