カニに似ている異星人の惑星防衛連合、エビそっくりな異星人の銀河救世教団。
二勢力は、この銀河を舞台に繰り広げている「自分たちの傘下にある惑星の数を競う」というレースを行っていた。
お互いに同数の状態で訪れたのが、最後となる惑星の地球。
統一政府のないこの惑星で代表者として選ばれたのは、ある高校生の少年だった。
カニにつくのか、それともエビにつくのか。
彼に課せられたのはそんな選択と――地球の運命だった。