1. 用語・記号・表現といった基礎事項を網羅的に確認する
2. 基礎事項を適用して問題を解決する典型的な手法を学ぶ
3. 難関大入試で差がつく問題を解く練習を行う
ことを目的として作成されています。
それに伴い、本書全体は
第1章 基礎事項
第2章 典型問題
第3章 難関大入試で差がつく問題
の3部構成となっています。
必ずしも 第1章→第2章→第3章 の順に全てを解く必要はありません。
学習者の目的に応じて章を選んで取り組めば、相応の効果が期待できます。
各章では、順に
冒頭 : その章で扱う問題を羅列
次いで : 1問ずつ「問題→解答・補足」
を掲載しています。基礎事項をも含め、全てを「問題を解きながら」学んでいくの が本書の特長です。
扱っている問題数は 第1章 ... 21題、第2章 ... 7題、第3章 ...4題
です。
既習者は、集中して取り組むことにより短期間でもやり切れる分量となっています。
初学者は、第1章を一通り確認するだけでもこの単元の内容を網羅的に理解できるでしょう。
1996年、京都大学理学部に入学。寮生活にアメフト、もちろん数学の勉強も少々(笑)と、大学生活を存分に堪能。学部を3年で中退し、飛び級で同大学院情報学研究科に入学。専攻は偏微分方程式の逆問題解析。
現在は河合塾にて、天職である予備校講師として活躍中。学生時代、国家公務員I種試験にたった1ヶ月間の対策で合格したという並みはずれた要領の良さをいかし、抜群の指導効果を上げている。主に東大・京大・阪大・医学部志望者を対象とする講座を中心に担当し、講習ではセンター試験対策講座も多数担当。京大対策講座を中心に、塾のテキスト等の執筆活動も行なっている。
本格正統派講師でありながら、生徒に印象づけるためのパフォーマンスも重視。生徒に不必要な見せかけの安心感を与えることを嫌い、適度な緊張と不安、そして「真の学び」のきっかけを与えることを心掛けている。数学の中身の指導もさることながら、試験で力を発揮するための精神論を、経験と人間心理にもとづいて展開することに多大なる興味をいだいている。
問題を見た瞬間から解き終わるまでのプロセスのうち、とくに「設定の読み取り」と「目的の分析」を重視した指導スタイルは、生徒指導においてのみならず、教員研修プログラムや各種研究会にて、高校教員にも絶大なる支持を得ている。
数年前より株式会社メーティスを立ち上げ、大手予備校では中々行き届かない細やかな部分についての学習支援を提供することを目的とし活動中。主な活動として、2月の国公立前期試験の直前に行う模試「阪大入試リハーサル」の実施や、計算に必要な暗算力・瞬発力を鍛えるためのアプリ「目力数学トレーニング」の開発などがある。
著者 藤田貴志 のプロフィールはこちら↓
http://www.me-tis.net/fujita/profile.html