復讐の女・松島ナミは、平凡な看護婦だった。恋人の西田医師は寄り添うナミに秘密を打ち明ける。西田が勤める病院には政界の黒幕・樺島佐知夫が入院していた。加藤院長が自ら診察に当っていたが、驚くことに院長が故意に樺島を死に近づけていることが分かった。西田は告発しようとするが、翌日樺島は急死。西田も殺され、飛び降り自殺として処理された。ナミもまた屈強な男たちにさらわれて電気ショックの拷問を受け、精神病患者の看護人たちに凌辱される。目覚めると、そこは女子刑務所の中だった。同房の女囚たちはナミを苛め抜く。黙って耐えるナミだったが、やがてその両眼はうつろになり、だんだんと黒い炎を燃やし始めた。そして、ナミは復讐の鬼・さそりとなった―。