ピエロがお前を嘲笑う(字幕版)

2015 • 106 minutes

About this movie

学校では苛められ冴えないベンヤミン。試験問題をハッキングして手にいれようとしたベンヤミンだったが捕まってしまう。社会奉仕活動を命じられ、そこで野心家のマックスと知り合う。マックスとベンヤミンは、マックスの友人たちを交えて、破壊活動を行うハッカー集団“CLAY（クレイ）”を結成する。国内の管理システムを手当たり次第ハッキングを仕掛け、さらにドイツ連邦情報局へもハッキングを仕掛け、有頂天になっていたが、仕掛けた不用意なハッキングがきっかけで殺人事件が発生してしまう。ついにユーロポールの捜査が入り、自ら出頭することにしたのだったが…。 Rating PG12 (C) Wiedemann & Berg Film GmbH & Co. KG, SevenPictures Film GmbH 2014; Deutsche Columbia Pictures Filmproduktion GmbH

Ratings and reviews

ハリウッドリメイクされるみたいだけど金かけ有名所がしたらたら逆に・・・雰囲気損なうと思う。二転三転するテンポが後半は早く、付いてける人とそうでない者に二分するだろう。その余地を与える隙が無い。そして、最後にもうtrickはいらないと言う主人公の捨て台詞だが、公に表現されてないのは、ハッキングして御免ねと言われたときのCIＡの女の鋼鉄の顔に覗いた揺らぎ。弱味の無い人間など何処にも居ない。又、中途半端に本質をみない者は「mindファッカームービー」とか誰にも想像できないとかそういうキャッチフレーズに食い付き、見た後それに対比して文句つけたがる。じゃあ、他の★一つや二つ同等評価の作品なのかといえば違うだろう。人間のプライドや反発心の心理を踏まえた上で、そういう人間を欺く事そのものが、この作品のtrickなのかもしれない。キャッチフレーズに踊らされて批判してる時点でまずtrickに掛かってる。すべては提示の一個それをうのみに映画を見るか否かを定めない人間はそれに翻弄もされないしそれで不当な評価もしない。ニュートラルに見れば普通に楽しめる。寧ろ、そのtrickに揺れ動く観客を見てるのが一番面白かったよ。

IT技術に関する描写は色々と突っ込み所がある。しかしハッカーを単にPCの前でキーボードを叩く存在ではなく、人の心の隙に付け入る存在、ソーシャルハッキングをする人と描いたのは面白かった

とはいえ最後まで面白く見られたので満点