正義<システム>に、抗え。『PSYCHO-PASS サイコパス』待望の第2章、起動。
物語の舞台は、1期シリーズ最終話から1年半後。人間の心理状態や性格的傾向を“PSYCHO-PASS”という値で数値化し、管理する社会。その数値によって罪を暴かれた犯罪を取り締まる公安局刑事課監視官・常守朱と、彼女と共に任務にあたる刑事課一係が、新たな“事件”に立ち向かい、“正義と社会”を問いかける姿を描いていく。
制作スタッフは、『PSYCHO-PASS サイコパス』の物語をより昇華させる豪華布陣が揃った。監督は1期に引き続き塩谷直義。『PSYCHO-PASS サイコパス』クリエイティブの中核とも言える塩谷監督が、「2」でどんな演出を見せるのか?また、シリーズ構成には、『マルドゥック・スクランブル』『天地明察』などで知られ、『攻殻機動隊ARISE』も手掛けたSF描写のトップライター・冲方丁。1期ストーリー原案・脚本の虚淵玄も「本格的なSF的なバックボーンをさらにプラスしてくれる」と信頼と期待を寄せる。そして脚本は「ペルソナ4」シリーズや『残響のテロル』の熊谷純。塩谷×冲方×熊谷が生み出す化学反応が、『PSYCHO-PASS サイコパス』の物語を加速させ、深みを与える。本編を彩る音楽は1期同様「踊る大捜査線」シリーズや『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』の菅野祐悟が手掛ける。アニメーション制作はタツノコプロダクションが担当し、本広克行と虚淵玄は企画監修として全体をバックアップ。1期シリーズを凌駕するほどの充実布陣で臨む。
キャスト陣は、常守朱役は花澤香菜、執行官に降格するもすべてを受け入れて朱を支える宜野座伸元役は野島健児、同じく執行官の六合塚弥生役は伊藤静、分析官の唐之杜志恩役に沢城みゆきと、1期シリーズお馴染みのメンバーが引き続きそれぞれのキャラクターを演じる。そして注目の新キャラクターは、1期最終話で監視官として着任した霜月美佳役に佐倉綾音。クールな判断力で任務を遂行する執行官・東金朔夜役に藤原啓治。同じく執行官の雛河翔は、1期で槙島聖護を演じた櫻井孝宏が務める。刑事課二係のメンバーとして、監視官・青柳璃彩役に浅野真澄。監視官・酒々井水絵役に井上麻里奈。執行官・須郷徹平役に東地宏樹。そして、「2」のキーとなる男・鹿矛囲桐斗を木村良平が演じる。
システムが正義を下し、銃が人を裁く近未来。銃の射手として犯罪者を追う刑事たち。システムを逸脱する犯罪に直面したとき、果たして──
人間の心理状態や性格的傾向を計測し、数値化できるようになった近未来。人々はこの測定値を「PSYCHO-PASS (サイコパス)」の俗称で呼び、その数値を指標として「良き人生」をおくろうと躍起になっていた。
犯罪も数値によって対処される。厚生省公安局の刑事たちは、高い犯罪係数を持ち犯罪者の心理に迫る猟犬「執行官」と冷静な判断力で執行官を指揮するエリート「監視官」がチームを組み、包括的生涯福祉支援システム「シビュラシステム」によって解析された犯罪に関する数値「犯罪係数」をもとに、都市の治安を守る。彼らは、数値が規定値を超えた罪を犯す危険性のある犯罪者「潜在犯」を追い、「犯罪係数」を瞬時に測定し断罪する銃「ドミネーター」で執行するのである。
「犯罪係数」が正確に解析できない「免罪体質者」槙島聖護の事件を経て、刑事として成長し、シビュラシステムの真実を知るに至った監視官の常守朱は、人間性と法秩序を信じながらもシステムに従い、新たな刑事課一係を率いて日々犯罪に立ち向かっていた。
システムを揺るがす怪物が、すぐ目の前まで忍び寄っていることを知らずに──
(C)サイコパス製作委員会