千葉県立総北高校に入学した新入生の小野田坂道は、あきはばらを愛するオタク少年。高校では友達を作るために、アニメ・漫画研修部に入部しようとする。しかし、同級生の今泉俊輔や鳴子章吉と出会い、自転車で速く走ることに楽しさを見出した坂道は自転車競技部へと入部する。総北高校自転車競技部は3年のキャプテン・金城真護を中心に、「暴走の肉弾頭」の異名を持つスプリンターの田所迅や独特のダンシング走法で「頂上の蜘蛛男」の異名を持つ巻島裕介といった個性ある強力なメンバーを揃え、インターハイの頂点を目指している。自転車競技について素人だった坂道は、今泉や鳴子と一緒に走った経験、1年生ウェルカムレース、巻島とのクライム対決、4日で1,000Kmを走る耐久合宿を乗り越えながら本来の自分が持つ脚力とこの自転車競技部での経験を通じて、クライマーとしての素質を一気に開花させていく。合宿の成果により見事、インターハイ出場メンバーに選ばれた小野田坂道は、自らを育ててくれた総北高校自転車競技部と共に、スタートラインに立つ。インターハイ、戦いの幕があがる。(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン) 2008/スカパー!・東宝・舞台「弱虫ペダル」製作委員会