Glee (字幕版)

マッキンリー高校の新米教師ウィルは、かつて同校のグリークラブに在籍し優勝した経験を持っていた。今やすっかり落ちぶれたグリークラブの顧問がクビになったことを知った彼は、校長にかけ合い自腹で部を存続させることになる。

州大会出場には最低12人のメンバーが必要だった。部員募集のため全校生徒の前で新曲を披露することにするが、ウィルの選曲に不満だった部員たちは勝手に曲を変更してしまう。グリークラブと妻テリのプレッシャーにより、ウィルは苛立ちを募らせる。

レイチェルに振付師を雇うよう提案されたウィルは自信を失くしてしまう。ある日、偶然教師仲間たちの歌声を聞いたウィルは、自信を取り戻すため、仲間たちと「アカフェラス」というボーカル・グループを結成する。

父親にアメフト部に入部したと嘘をついてしまったカートは、入部テストを受ける。そして、思いがけない威力を発揮し入部することに。一方、ソロの座をティナに奪われたレイチェルは、ミュージカルのオーディションを受ける。

グリークラブの公演が決まるが、レイチェルは部を辞めてミュージカル部へ。彼女なしでは大会に勝てないと部員たちは訴える。そこでウィルは、かつてのグリークラブのスター、エイプリルを高校に戻し入部させる。

地区大会が2週間後に迫る中、レッスンに身が入らない部員らを奮起させようと、ウィルは男女2チームに分け対決させる。一方、なかなかグリークラブを潰せないことにいらだちを募らせていたチア部の顧問スーは、ウィルの妻テリをそそのかす。

スーが強引に副顧問に就任し2チームに分けられることになる。スーの策略に対しウィルは仕返しをするのだが...。その頃フィンはクインの妊娠について頭を抱える。彼の態度に腹を立てたクインは仲間をそそのかしスーのチームに移す。

妊娠が広まり人気者の座から転落してしまったフィンとクインはなんとか地位を回復しようとする。ウィルはエマとケンから結婚式のダンス曲のミックスとダンスレッスンを頼まれる。しかし放課後、楽しそうに練習するエマとウィルの姿を見たケンは嫉妬し...。

ウィルは大会への移動手段である障害者用バスの資金集めを提案するが、生徒たちは乗り気でない。そこで生徒たちに車椅子で生活させ、その大変さを理解させようとする。

地区大会の課題曲にバラードが加わり、ウィルはペアでバラードを歌う課題を出す。そこでウィルはレイチェルと組むことになる。その気になりやすいレイチェルは歌っているうちにウィルに恋してしまう。レイチェルに戸惑うウィルはエマに相談して対策を投じる。

スーが地区大会のセットリストをライバル校に渡そうとしていると気付いたウィルは、相手高校に事実を確認する。その際にライバル校の歌を聞いたウィルは、想像以上の実力に不安を覚える。ウィルは対抗するために、より派手な"ヘアー作戦"を思いつく。

学校アルバムの撮影日が近づき、ウィルはかろうじて2人分のスペースを確保する。そこで代表としてレイチェルとフィンが撮影をすることになるのだが、アメフト部の仲間にバカにされたフィンは撮影に現れなかった。

レイチェルがクインの子供の父親はパックではないかと疑い始める。仲間たちは適当にごまかすが、クインにカマをかけ確信したレイチェルは、フィンに真実を話してしまう。ショックを受けたフィンはグリークラブを辞めてしまう。

地区大会後、ウィルは校長から改めて州大会で優勝しなければ廃部だと宣告されてしまう。さらに停職したはずのスーは、卑怯な手段を使い、早くも職場復帰することになる。大会後、レイチェルと付き合い始めたフィンだが、クインのことが吹っ切れずレイチェルに別れを告げる。

ウィルは偶然グリークラブの女子の恋愛話を聞き、男子たちが彼女たちを軽んじていることを知りショックを受ける。そして、彼女たちに自信をつけさせるためにマドンナの曲を課題曲にする。カートとメルセデスは、スーを主役にミュージック・クリップを再現しようと考える。

チア部に入部したメルセデスとカート。メルセデスはスーの命令で5kg減量してスカートをはかなければクビだと宣告される。メルセデスは、無理なダイエットを始め、幻覚まで見るように。そんな彼女を見かねたクインはメルセデスを優しく諭す。

スーは隠していた昔の映像が流出したことで、学校中の笑いものに。そして、スーはグリー部員の格付けリストが校内に出回っていることを校長に直訴し復讐を始める。そのリストを問題視した校長はウィルに犯人を探して処分しなければ廃部にすると命令する。

人気者の座から転落してしまったパックは、今までイジめてきた同級生から復讐される。人気復活を目指す彼は今やチア部に入って人気者のメルセデスに狙いをつける。一方、州大会を1ヵ月前の大事な時期に、レイチェルは突然上手く歌えなくなってしまう。

理事会の新メンバー、ブライアンがカリキュラムの監査にやってくる。彼はウィルのグリークラブ時代の仲間だったが、夢破れた彼はグリーを憎み、グリークラブを廃部しようと考えていた。生徒たちにも夢を見るのは無駄だと力説するブライアン。

突然校長からゴス・ファッションを止めるよう警告され、途方に暮れるティナ。その矢先、レイチェルがボーカル・アドレナリンがレディ・ガガの曲をフィーチャーすると聞きつける。

突然、講堂にジェシーを含むボーカル・アドレナリンのメンバーが現れる。彼はレイチェルに元の高校に戻ったと冷たく言い放つ。レイチェルを傷つけた彼らを許せないフィンとパックは、相手校に忍び込み復讐をする。

州大会直前のグリークラブは、再び窮地に陥る...。なんとスーが審査員に選ばれたというのだ。望みを失い落ち込む部員たち。しかしフィンとレイチェルはみんなを奮起させる。大会当日、プレッシャーを乗り越え、会場を沸かせた部員たち。

新学期早々、メンバーのマットが転校してしまったため、新たに部員を募集することになったグリー部。生徒たちは転入生のサムと留学生のサンシャインという逸材を発見、彼らを勧誘するが、サンシャインの実力を恐れたレイチェルは彼女の入部を妨害しようとする。

エマに未練たっぷりのウィルは彼女の気を引こうと奮闘。しかしエマには歯科医のカールという新しい彼氏ができていた。グリー部では生徒たちがブリトニー・スピアーズの曲を歌いたいと希望するが、ウィルは即座に却下。

ある日、ホット・チーズサンドの焦げ目にジーザス（神）の顔を見たフィンは、その"チーザス"様に自分の願い事を祈る。すると不思議なことに次々とその願いが叶い、フィンは有頂天になる。そんな時、カートの父親バートが突然倒れ、意識不明の重体に陥ってしまう。

パックが突然少年鑑別所に送られてしまいメンバーを失ったグリー部。サムが新たに入部し、ウィルはデュエット対決を提案する。カートはサムがゲイではないかと推測し、彼にペアを申し込む。

ウィルの想いとは裏腹に、エマは新しい彼氏のカールと順調に交際していた。極度の潔癖症が徐々に改善し、エマがカールとデートで『ロッキー・ホラー・ショー』を観に行ったことを知ったウィルは、対抗心からついグリー部でも『ロッキー・ホラー・ショー』をやると嘘を付く。

地区大会の出場校が決定した。ウィルはみんなを奮起させるために男女別に対抗させるが、男子チームに入れられたカートは不満顔。そんな時、偵察に行ったライバル校でブレインと出会ったカートは、彼に励まされ自分を敵視するアメフト部のカロフスキーに立ち向かうが...。

校長が悪性インフルエンザで休む間にちゃっかり校長の座についたスーは、ウィルにもそのインフルエンザを感染させ学校を休ませる。レイチェルは倒れたウィルの代わりに張り切ってグリー部を仕切りだすが、納得がいかないカートは、代理教師のホリーに代理の顧問を依頼する。

ついにバートがフィンの母親キャロルにプロポーズ。カートはグリー部の協力で結婚式を演出しようと張り切るが、フィンはあまり乗り気になれなかった。その矢先、カロフスキーのカートいじめは激化する。男子たちは彼にいじめをやめるよう忠告しケンカになる。

マンネリを打開するために、地区大会ではサムとクインがソロを歌い、ブリトニーとマイクのダンスを強化したプログラムで挑むことになるグリー部。納得がいかないレイチェルは猛抗議。さらにマイクとブリトニーの浮気疑惑が持ち上がり、部員たちは険悪なムード。

クリスマス直前、子供たちのための寄付を募ろうと教室で歌を披露するがブーイングの嵐に落ち込む部員たち。その矢先、ブリトニーがいまだにサンタの存在を信じていることを知ったアーティは、彼女にサンタをもう少し信じさせてあげようと奔走する。

パフォーマンスに満足できないスーは、大会に向け人間大砲で新境地を開拓し、ブリトニーにその大砲に入るよう命じる。その頃、アメフト部ではカロフスキーとフィンたちの対立が激化。

ウィルがバレンタインに課題にしたのは"愛する人への歌"、部員たちは想いを歌にする。そんな中、レイチェルと別れフリーのフィンは、グリー部遠征費用のためのチャリティとして自分とのキス1回1ドルで寄付を募る。未練たっぷりのレイチェルは気が気でなかった。

チア部の全国大会連覇に失敗し生きがいを失くしたスーは、今まで以上に暴れ、生徒に当たりちらしていた。グリー部への危害を心配したウィルはエマのアドバイスで彼女を期間限定でグリー部に参加させることにする。スーは歌の力で立ち直るのだが、思わぬ結論を出すのだった。

校長から飲酒の危険性を訴える集会でのパフォーマンスを依頼されたグリー部。その矢先、メンバーたちはレイチェルが開いたパーティでお酒を飲んで大はしゃぎする。ゲームでレイチェルとブレインはキスをしたことでお互いに意識し始めたため、カートは気が気でなかった。

コウノトリが巣を作ったことで巻き起こったブリトニーの妊娠騒動を受け、ウィルはグリー部の部員の性知識の乏しさを危惧。代理教師として戻ってきていたホリーに相談して、歌で性教育をすることにする。

州大会を目前に控え、グリー部は歌う予定だった楽曲の使用禁止通知が届いたためオリジナル曲で勝負するために自分たちで作曲をすることに。レイチェルはクインとフィンの関係が気になって集中できずにいた。

全国大会出場のための旅費が足りないグリー部は、資金集めのコンサートを開催することに。スーは邪魔をするためにライバル校のボーカル・アドレナリンのコーチや、クビになったサンディ、ウィルの元妻テリを集め邪悪同盟を結成する。

鼻を骨折したレイチェルは、これを機にコンプレックスである鼻の整形を考えるがみんなは猛反対する。一方、プロムクイーンにサンタナやローレンも立候補し、争いは激化。サンタナはカロフスキーの秘密を知りクイーンになるために付き合うことに。

ウィルは突然戻ってきたエイプリルから一緒にブロードウェイに行こうと誘われ夢と現実の間で心が揺れる。一方、スーはグリー部を陥れるため、学校新聞をゴシップメインに方向転換させる。その結果、部員たちは次々と報道されるゴシップ記事に翻弄され関係が険悪に。

プロムが目前に迫ったマッキンリー高校。カートはブレインと一緒にプロムへ行けることになり有頂天。そんな彼にあまり目立つことはしない方がいいとフィンとバートは忠告する。

ジェシーをコンサルタントとして雇ったグリー部は、彼の提案でソロ・オーディションをすることに。レイチェル、カート、サンタナ、メルセデスが立候補するが、フィンは彼にけなされたことで自信を失くして辞退してしまう。

全国大会のために憧れのニューヨークにやってきたグリー部。興奮する彼らにウィルはオリジナル曲が完成するまでホテルに缶詰するよう命じる。そんなウィルは生徒たちに舞台出演の話を切り出せずにいた。

夏休み明けのマッキンリー高校。グリー部員たちの関係も夏の間に大きく変化し、ウィルはバラバラになった部員たちをまとめようと奮闘する。最上級生になったレイチェルとカートはニューヨークの名門演劇学校NYADAへの進学を目指すことに。憧れのニューヨークへの夢が膨らむ一方、カートはブレインがダルトン・アカデミーにいる限りライバルであることに悩んでいた。それを知ったブレインはカートのためにマッキンリーに転校するのだった。

ウィルは全国大会を目指しダンスの猛特訓を始める。そんな彼らの前にボーカル・アドレナリンの元コーチ、シェルビーが現れる。彼女は非常勤講師として雇われたのだった。全国大会の夢破れて不良になったクインと会ったシェルビーは、娘と堂々と会えるよう自分を取り戻せと彼女を諭す。学校ではミュージカル『ウエスト・サイド物語』のオーディションが開催されていた。主役のトニー役でオーディションを受けたカートだったが......。

いつもレイチェルの陰になってしまうことに不満を募らせていたメルセデスは、とうとう我慢できずにグリー部を辞めてしまう。オーディションでのメルセデスのパフォーマンスに焦ったレイチェルは、課外活動のポイントを稼ぐために先に生徒会に立候補していたカートを裏切り自らも立候補する。一方、オーディションを受けるはずだったマイクは、化学でAマイナスを取ったことで父親から激しく叱られ、親の期待と夢の間で葛藤していた。

議員に立候補していたスーの芸術予算削減案のせいでミュージカル上演がピンチに。それを救ったのはカートの父バートだった。ウィルはバートも議員に立候補するよう勧める。ブリトニーはアイルランドからの留学生ローリーの事を妖精だと思い込む。一方、グリー部を辞めたメルセデスはサンタナを誘いトラブルトーンズを結成。その結果ブリトニーまで辞めてしまう。その頃、友達のいないローリーの話を聞いたフィンは、彼をグリー部に誘うのだった。

『ウエスト・サイド物語』の監督になったアーティから、経験もないのに"性の目覚め"が演じられるのかと言われ、動揺するレイチェルとブレイン。レイチェルはフィンとの初体験を急ぐが、魂胆を知ったフィンは激怒。一方、久しぶりにダルトンを訪れたブレインは、そこで転校生のセバスチャンと出会う。露骨にブレインにアプローチしてくるセバスチャンの態度が気に入らないカート。そのせいで2人の関係は次第にギクシャクしていく......。

ニュー・ディレクションズとトラブルトーンズの対立は深まるばかり。ウィルとシェルビーはマッシュオフ対決を提案する。だがフィンはドッジボールで決着を付けようとサンタナに持ちかける。その対決でローリーが集中攻撃されたのを見かねたカートは、生徒会候補者の集会でイジメについて問題提起する。それを聞いたレイチェルは自分の行いを反省し、カートの応援にまわるのだった。その頃サンタナはカミングアウトできない事をフィンから指摘されるが......。

思いがけない形で秘密が暴露されてしまったサンタナ。それでも自分を受け入れられない彼女を励ますためにフィンは女性の曲を歌おうとメンバーに提案する。カートの応援にまわったレイチェルは、彼の劣勢を危惧してあるアイデアを思いつく。シェルビーと急接近したパック。クインはそんな2人の様子がおかしいことに気付く。いよいよ選挙当日。開票の結果カートが勝利するが、投票に不正があったとして校長に呼び出されてしまう。

パックとシェルビーの関係に気付いたクインは、それをネタに娘を取り戻そうと考えるが、レイチェルからみんなが傷つくと諭される。選挙不正で停学になったレイチェル抜きで地区大会に挑むことになった危機を救うため、フィンは転校したサムを連れ戻す事を決意する。一方、マイクは家族のために夢を諦め医学部に進学すると決める。彼に夢を諦めて欲しくないティナはなんとかマイクの父親を説得しようとする。そして地区大会の幕が上がる......。

クリスマスが迫り、スーからホームレス施設で歌って欲しいと頼まれた部員たち。地元テレビ局からもクリスマス特番への出演をオファーされるが、収録日はスーと約束した日だった。それでも特番を優先しようとする彼らに失望するスー。アーティは特番の監督を任され張り切る。ハッピーなショーにしたいと意気込む彼に、サムは悲しい曲も必要と出演を辞退。そして収録の日。ローリーの詩の暗唱でクリスマス精神を思い出した部員たちは......。

ウィルとの関係に悩むエマは、スーやビーストに励まされ、思わず結婚してと彼に言ってしまう。ウィルは彼女にプロポーズする事を決意し、プロポーズの曲を課題にする。だがエマの両親からの指摘で彼女との将来に不安を覚えるように。その頃フィンは将来の事を考え陸軍の関係者に会ったとウィルに話す。父親のような英雄になりたいと言うフィンに、母親は悲しい真実を告げる。そんな中ウィルのプロポーズ作戦が決行される。それを見たフィンは......。

地区大会でマイケル・ジャクソンの曲を歌えなかったメルセデスたちのために、州大会でもマイケルの曲を歌う事に決めたウィル。だがその話をブレインから聞いたセバスチャンが、ウォブラーズでも歌うことにしてしまう。部員たちは歌で対決しようとするが、異物を混入したスラッシーをかけられたブレインが目に怪我をしてしまう。一方、フィンからのプロポーズに戸惑っていたレイチェルは夢と愛の間で悩んだ末、クインに相談するが......。

歴史教師が退職し、終身在職権に空きが出たと知ったウィルは、エマとの将来のためにもなんとか在職権を手に入れようと奮闘。だがその矢先に生徒から授業に対するクレームが入り、彼は夜間のスペイン語クラスに通うことに。そこで講師のデイビッドに会ったウィルは彼をグリー部に招待するが、思った以上に生徒受けがいい彼の存在に焦り始める。その頃スーは子供を産もうと決意、なんとウィルに精子提供を頼む。それを知ったエマはスーに抗議する。

婚約したレイチェルとフィンを止めるため、レイチェルの父親たちはある作戦を思いつく。フィンと両親をディナーに招いた2人は強引にフィンを家に泊める。両親の提案に驚くレイチェルとフィンだったが、結局互いの生活習慣の違いからケンカになってしまう。そんな様子を父親たちは喜んで見ていた。一方、カートは毎日届く謎のファンからのラブレターがブレインからのものと思って大喜び。だが実は贈り主がカロフスキーだったと知り驚くのだった。

州大会が近づく中、セバスチャンに呼び出されたレイチェルは、大会に出場すればフィンの合成ヌード写真をネットにばら撒くと脅迫される。それでも出場しようとするレイチェルにフィンは怒りを隠せない。そんな時、バレンタインの日にカートといるところを同級生に見られたカロフスキーは、学校でイジメの対象になってしまう。彼の窮状を知った部員たちは改めて大切なものとは何か気付き、レイチェルとフィンは州大会の後に結婚しようと決意する。

レイチェルとフィンの結婚式に向かう途中で事故に遭ったクインは、脊髄を損傷し車椅子生活になっていた。罪悪感でいっぱいのレイチェルは結婚式も棚上げにしてクインに謝るが、彼女は今が幸せだと話す。その頃、ブレインの兄で俳優をしているクーパーが突然マッキンリー高校にやってくる。彼が特別レッスンをしてくれると知り大喜びする部員たちの中、ブレインだけは浮かない顔。ブレインは常に自分をけなす兄に対して劣等感を持っていた。

相変わらずディスコ・ミュージックに思い入れのあるウィルに対し、部員たちはディスコはダサいと反発。そんな中、なかなか進路が決まらないフィン、メルセデス、サンタナにもっとやる気を出してもらおうと、ウィルはサタデー・ナイト・フィーバー・コンテストを開催することに。レイチェルは自分のせいでフィンの夢が見つからないのでは？ と心配する。カートとメルセデスはボーカル・アドレナリンのメンバー、ウェイドからある事を相談されるが......。

ニューヨーク行きに夢膨らむカートに対しそっけない態度のブレイン。なんとなく距離を感じ始めた矢先、カートはレコード店で出会ったチャンドラーと意気投合する。彼とメル友になったカートは始終チャンドラーとメールのやり取り。そんな様子にカートの浮気を疑ったブレインは怒りをぶちまける。リハビリが進まず落ち込んでいたクインは新入りのジョセフと急接近。ウィルは部員たちが卒業する前に結婚式を挙げようと躍起になっていた。

ビーストの顔にあるアザを見てからかうサンタナたちの言葉を聞いたスーは、女性の強さを歌った曲を課題に出す。それを聴いたビーストはスーに真実を告白する。一方、男子たちは世界史の追試を受けるパックのために、一緒に猛勉強。だが結局落第点だったパックは激しく落ち込む。カートとレイチェルはいよいよNYADAの最終オーディションに。自分らしい曲で勝負に出たカートは好評価。レイチェルも自分の十八番の曲でオーディションに挑むが......。

プロムが近づき学校内もわくわくムード。生徒会長のブリトニーの発案でテーマが恐竜に決定する。プロム・クイーンを目指すクインはフィンに協力を求める。オーディションに失敗して落ち込んでいたレイチェルはそれを知って激怒。プロムに気乗りしないカートとブレインと共に、アンチ・プロムパーティを開く事にする。落第してやる気をなくしていたパックと、プロム・クイーン候補になれなかった事に怒っているベッキーも参加することになるが......。

いよいよ全国大会が目前に迫る中、相変わらずレイチェルがソロを歌うことに飽き飽きしていたティナ。そんな時、ショッピング・モールで転んで頭を打ったティナが目覚めると、なんとティナはレイチェルになっていた。彼女には彼女なりの悩みがあると実感したティナは、NYADAの校長に再オーディションを懇願する彼女に協力する。一方、落第して以来すっかりひねくれていたパック。そんな彼を見かねたビーストの計らいで、再追試してもらえることになる。

全国大会の地、シカゴにやってきたニュー・ディレクションズ。だがメルセデスが食あたりでダウンしてしまう。バックアップ・プランを考えるメンバーたち。だがスーの謎の特効薬のおかげでメルセデスは本番直前でなんとか復帰する。NYADAの校長を招いていたレイチェルだが、校長は来ていなかった。それでもソロを熱唱する中、校長がやってくる。メンバー全員の渾身の歌とダンスは会場を大いに沸かせ、達成感を味わう部員たち。その結果は......。

ウィルはあと数日で卒業するメンバーのために、別れの曲を課題として出す。思い出を振り返りながら、それぞれの想いを歌に込めるメンバーたち。パックは最追試のために猛勉強。クインの協力もあり見事合格点を取り、ギリギリで卒業が決まる。こうして無事に卒業したレイチェルたち。それぞれの進路も決まる中、アクターズ・スタジオに願書を出したフィンと、NYADAの結果を待つレイチェルとカートは、3人で一緒に合否通知を見る事にするが......。

オハイオからＮＹに引っ越しＮＹＡＤＡに通うレイチェルは孤独な生活を送っている。ＮＹＡＤＡのダンス講師カサンドラにはＮＹ式の歓迎を受け、フィンからは2ヵ月連絡がない。男女共用のバスルームで知り合った3年生のブロディに励まされるが、グリーの仲間が恋しくて仕方がない。一方、全国制覇をしたグリークラブは人気急上昇！　憧れの存在になったグリークラブに全国大会のＭＶＰ、ウェイド・ユニーク・アダムスが入部した。新メンバーを募ったオーディションで新メンバーを加わるのは一体誰？

Ｆマイナスを取ったため、スー先生からチア部を追放されたブリトニー。さらにユニフォームとポニーテールを禁止され、トップの座はキティに譲ることになった。ブリトニーを励ますためにシュー先生が選んだ選曲のテーマは"ブリトニー 2.0"。一方、ＮＹではレイチェルとカートが共同生活を始めることになる。ＮＹＡＤＡのダンス講師がブロードウェイ史に残る事件を起こした人物だとカートから聞かされたレイチェルは、セクシーになって彼女を見返す決心をする。

課外活動でカートのいない寂しさを埋めているブレインは、学年委員長に立候補し、ブリトニーと選挙戦で戦うことになる。一方、ＮＹではカートがヴォーグ・ドット・コムの面接を受けに行き、新編集長のイザベル・ライトに採用される。高校にいたときと同様にダサいとバカにされて落ち込むレイチェルを励ますため、カートはレイチェルをヴォーグの"オートクチュール保管庫"に連れて行き、イメチェンさせようとしたところにイザベルがやってきた...。レイチェルは華麗なる変身を遂げられるか？

フィンはレイチェルに、ブレインはカートに会いにニューヨークを訪れる。しかし、それぞれの秘めた想いがぶつかった時、2組のカップルに試練が訪れ...。 一方、ウィルはマッキンリー高校を数カ月間離れることを決めるが、エマは難色を示す。

名作ミュージカル「グリース」を披露することになったグリークラブは出演者を決めるためのオーディションを開催。そこで、フィンとアーティは主役を演じられる逸材を探すことに。オーディションでは、主役の座を巡る思いや、気になる異性とペアになるため、さまざまな思惑が交差する。

スーの妨害を受けながら、フィンは「グリース」公演に向け、グリークラブのメンバーたちと練習を始める。そんな中、主役を射止めたマーリーが気に入らないキティは、ある方法でマーリーを失敗に追い込もうと企む。ＮＹでは、レイチェルが初オーディションのチャンスをつかみ、練習に意欲を燃やしていた。カートはブレインに会うため、「グリース」を見に行こうとレイチェルを誘う。公演の日、二人は高校でフィン、ブレインと再会するが...。

ウィルの代理としてグリークラブをまとめようとするフィンだったが、せっかく考えたプランにダメ出しされて落ち込む。キティとライダーがグリークラブに入部するが、キティはマーリーと、ライダーはジェイクと険悪なままだった。仲良くなれるようにと、デュエットの課題を与えられるのだが...一方、ウォブラーズに優勝トロフィーを盗まれて取り戻しに行ったブレインは、新キャプテンのハンターたちから戻ってくるよう誘われて心が揺れる。

感謝祭の休暇が始まった。マッキンリー高校には卒業生のクイン、パック、マイク、サンタナ、メルセデスが戻り、フィンに頼まれて地区大会を目前にしたグリークラブの練習を伝うことになる。そんな中、リードボーカルを任されたマーリーは、みんなの期待に応えなければとプレッシャーで押しつぶされそうになっていた。一方、カートとレイチェルはＮＹに残り、二人だけで感謝祭を祝うことにする。感謝祭の日。いよいよ地区大会が幕を開ける。

スーは、地区大会で敗退したグリークラブに追い打ちをかけるように、音楽室を奪ってチア部の練習場所にする。全国制覇の夢に破れた上、音楽室や講堂からも追い出されたグリークラブのメンバーたちはすっかりやる気をなくし、マーリー以外は全員が別の部に入ってしまう。一方、レイチェルは、カルメンから冬の発表会の招待状を受け取り大喜び。 再びＮＹＡＤＡに応募したカートは、カルメンの元を訪れるが、歌に深みがないと言われショックを受ける。

クリスマスに贈る５つの物語。転んでケガをし、保健室で寝ていたアーティの見た夢は？ＮＹでクリスマス休暇を過ごすカートの元に、思いがけずバートがやってくる。ジェイクはパックに誘われ、休暇をロスで過ごそうとハリウッドの撮影所やパックの家を訪れる。マヤの終末論を信じるブリトニーとサムは、世界の終わりに備え、ある決断をする。教職員で交換するプレゼントをマーリーの母親に贈ることになったスーは、何を贈ろうかと悩む。

マッキンリー高校で、女子が男子を誘うダンスパーティが開催されることになった。ふとしたことからブレインが気になっていたティナは、思いきって誘ってみるのだが...。一方、ニューヨークでは、ブロディといい感じになったレイチェルはデートで忙しい。ＮＹＡＤＡに入学したカートは、新しい友達を作るため課外活動に参加しようとし"アダムのリンゴ"というグリークラブに興味を持つが、キャリアの墓場だとささやかれる部だった。

ウォブラーズが失格し、繰り上げ優勝で州大会へ進むことになったマッキンリー高校グリークラブは、資金集めのために男子をモデルにしたセクシーなカレンダーを作って売ることにする。中でもサムは、ある理由から肉体のアピールに必死になる。一方、ニューヨークでは、レイチェルが学生映画のオーディションに合格する。トップレスシーンがあると知り悩むレイチェルだったが、女優として避けられない道だと考え脱ぐことを決心する。

州大会を勝ち抜くには、レイチェルやカートのような存在が必要だと考えたフィンは、エマのアドバイスを受けて、グリークラブのメンバーにディーバ対決をさせることに。ブレインへの想いを抑えきれなくなったティナは、けなげにアプローチするのだが...一方、発表会で優勝してから周りにチヤホヤされてつけ上がり、ワガママが目に余るようになったレイチェル。耐えかねたカートが、ＮＹＡＤＡ伝統の"真夜中の決闘"でレイチェルに勝負を挑む。

ウィルがワシントンDCから戻り、ついにエマとの結婚式の日を迎える。しかし、一人で準備を進めてきたエマのストレスは極限に達しようとしていた。当日はバレンタインデー。グリークラブの卒業生と現役生が集合し、様々なカップルの恋模様が繰り広げられる。レイチェルはブロディ抜きで出席し、エマとのキスで悩むフィンとデュエットを歌うことに。カートもブレインと再会。ジェイクはライダーの協力を得て、マーリーに様々な愛のプレゼントを贈る。

結婚式でエマに逃げられて傷心のウィルは、毎日古い映画を見ていたことから、"映画音楽をマッシュアップして男女対決する"という課題をグリークラブに出す。エマの居場所は分からないままだったため、彼女にキスして責任を感じていたフィンは何とかして彼女を捜し出そうとする。一方NYでは、レイチェルたちの部屋に転がり込んだサンタナが勝手に部屋をあさり、ブロディの秘密を見つけて、彼がドラッグの売人なのではと疑う。

フィンがエマへのキスを告白して以来、ウィルとフィンの間には緊張関係が生まれていた。見かねたグリークラブのメンバーは、2人を歌で対決させる。ブレインは、彼をチア部に入れようとするスーの策略に怒り、歌での対決を挑む。ライダーは、ユニークのアイデンティティーを理解できずにいたが、ネットで知り合った女の子に、ユニークと歌で対決してはどうかと勧められる。

サムのとある秘密を偶然発見してしまったブレイン。恥ずかしくて言えなかった楽しみを打ち明け分かち合うことで絆が深まることを知った2人は、"禁断の楽しみ"を課題にする。ワム！の歌などで盛り上がるグリークラブだったが、ジェイクが選んだ歌だけは女子から大ブーイングを受けてしまう。NYでは、突然ブロディに別れを切り出されて落ち込むレイチェルだったが、実は彼が学費のためにジゴロをしていたことを、いまだ知らずにいた。

ブリトニーが町に隕石が落ち、まもなく世界が終わると発表する。これを受けてウィルは、州大会の練習も兼ねグリークラブの課題を互いに最後に贈りたい曲にする。隕石騒動の中、サムはタビントン閣下に愛情を注ぐブリトニーを見て複雑な気持ちに、ビーストはウィルを手作りのディナーに招待、ベッキーは卒業後の人生に不安を抱き、ライダーはネットで知り合ったケイティに会いたい気持ちを募らせていた。そんな時、校内で大きな事件が起きる...。

「ファニー･ガール」のオーディションに向け、バーブラになりきり特訓していたレイチェルの前にシェルビーが現れる。フィンは教師になるべく大学に通い始めるが、なんとパックもやってきて、パーティに明け暮れる日々だった。一方、発砲事件のショックからいまだ抜け出せないのか、様子がおかしいサムやユニーク。州大会のテーマが決まり、マーリーは勇気を出して自作の歌も使ってほしいというが、みんなに却下されてしまう。

相変わらずケイティの正体を探し続けるライダーには、彼女だけにしか話していない秘密があった。その秘密をグリークラブに打ち明けた時、思わぬ人物が彼に手を差し伸べる。学校を辞めたスーは新しい仕事に就き、充実した日々を送っていたが、ある生徒が彼女のもとを訪れる。ニューヨークでは、バーの仕事を掛け持ちするサンタナに、レイチェルとカートが夢のために有意義に生きろと忠告する。そんな時、3人はニューヨーク・シティ･バレエ団のガラ公演を手伝うことになる。

ウィルに頼まれ、州大会に向けてグリークラブを鍛えるため、メルセデスとマイクが戻ってくる。メルセデスは1年かけて制作したCDのリリースを控えていたが、プロデューサーからの思わぬ要求に激怒。レイチェルは最終候補者3名のうちの1人に選ばれる。アーティはブルックリン映画学校に合格していたが誰にも知らせずにいた。しかしキティに問い詰められて、母親の反対で映画学校への進学をあきらめるつもりだと打ち明けるのだが...。

ブリトニーはMITにキャンパス見学に行くが、戻ってくると態度が大きくなり、みんなを困惑させる。心配したサムは、ある人物に助けを求める。依然として"なりすまし"に心を悩ますライダーは、本人が名乗り出ないと州大会に出ないと言い出す。ついに、ある人物が白状するが...。周囲の反対も聞かず、カートにプロポーズすることで頭がいっぱいのブレインは、指輪を買いに行った店で心強い味方に出会う。そして、いよいよ州大会が幕を開ける。

「ファニー・ガール」のオーディションで経験不足を指摘されて落ち込むレイチェル。アーティはキティと急接近するが、周りの目が気になるキティから、隠れて付き合おうと言われる。しかしティナにバレてしまい...。一方、カートとヨリを戻したブレインは、サプライズでプロポーズをしようと壮大な計画を立てる。マッキンリー高校にスーが戻ってくることになったが、汚い手を使ってフィギンズを失脚させ、まんまと校長代理の座に収まるのだった。

グリー部の課題は引き続きビートルズ。マッキンリー高校ではプロムに向けて候補者が発表され、ブレインとアーティがキング、ティナとキティがクイーンの候補に選ばれる。中でもティナはプロム･クイーンの座を獲得しようと躍起になる。サムは、保健室に新しく来た看護師に恋心を抱く。ＮＹでは、オーディションの結果が来ないレイチェルが、あきらめムードになっていた。サンタナはＣＭ契約が決まり、バイト先の同僚ともいい雰囲気になる。

フィンが亡くなった。誰もが彼の突然すぎる死を受け入れられず悲しみに沈む。ウィルの提案で卒業生も集まり、グリー部らしく歌でフィンを追悼することにした。カートはフィンの遺品のジャケットをサンタナに譲るが盗まれてしまい、誰もがパックを疑うが、持ち去ったのは意外な人物だった。サンタナはこんな時でも意地悪なスーに怒りを抑えられず、暴言を吐き突き飛ばしてしまう。レイチェルはフィンへの思いを語り、２人の思い出の歌を歌う。

全国大会の出場校が発表された。話題の前衛的グリー部がいることが分かり、グリー部は２チームに分かれ、レディー･ガガとケイティ･ペリー、それぞれ苦手なジャンルの克服に挑む。サムはペニーに認められようと、ガガのショーに力を入れる。一方、ブリーは不穏な行動を開始する。
ニューヨークでは、カートがバンドのオーディションを開く。派手な衣装で現れた応募者スターチャイルドは、誰もが目を見張るパフォーマンスを披露するが、カートは不合格にする。

ブレインが"トワーク"という激しく腰を振るダンスを自主練していた姿をティナが撮影。みんなで爆笑していたが、ウィルは全国大会で審査員をくぎづけにできると考える。グリー部で練習することにしたが、スーからの激しい妨害に遭う。ユニークは、こっそり女子トイレを利用していたが、ブリーに見つかり、それを機に男女が入り混じってトイレを使うことに。一方、レイチェルとカートは思い切ってタトゥーを入れることにするのだが...。

歌の課題はビリー・ジョエル。ブレインとサムは、それぞれＮＹＡＤＡのオーディションと大学の面接のためにニューヨークへ。だがブレインは、カートにオーディションを受けたくないと告白、サムは面接に失敗し、実はモデルになるのが夢だったとレイチェルに告白する。アーティは、ベッキーのために大学を探そうとするが、スーは反対、ベッキー本人も頑なに拒絶する。ライダーは、ジェイクとマーリーの中が壊れたのを見て、マーリーにデートを申し込む。

ブレインがグリー部で全国大会のアイデアを話したところ、みんなから仕切り屋だとブーイングを受けてしまう。怒ったブレインが黙って音楽室の後ろの席に座っていると、なんとガス漏れが発生。ガスを吸ったブレインは、グリー部のみんなが人形になってしまった幻覚を見る。一方NYでは、カートがパメラ･ランズベリーの初ライブの会場を決めてくる。ミュージカルファンが集まるお店だったためサンタナたちは反対するが、意外な展開になる。

2012年に放映されなかったというクリスマスエピソード（架空）を送る。
マッキンリー高校ではクリスマスツリー飾り付け大会が開かれ、グリー部はサムとティナを中心に地球に優しいツリーを作る。ベッキーも出品するが...。降誕劇のために聖母マリア役のオーディションも行われる。だがキティだけは参加しない。ニューヨークでは、モールのサンタランドで妖精のバイトをするレイチェル、カート、サンタナの前にセクシーなサンタクロースが現れる。

ＮＹで芽が出ずにボヤくサンタナに対し、レイチェルはすべてが順調、友達として手を差し伸べるほどだったが、
サンタナが自分の代役のオーディションに現れ、「パレードに雨を降らせないで」を歌った途端、態度は一変。ライバル心を露わにする。
カートはスターチャイルドがバンドを奪う気ではないかと疑い、彼に近づいて真意を探ろうとする。
卒業式を間近に控えたマッキンリー高校では、アーティとティナが卒業生総代の座をスピーチで争うことになり、ぶつかり合う。

全国大会と卒業式が迫る中、グリー部の仲間と離れる心の準備ができていないティナは、"卒業"という言葉を聞くと泣き出してしまうほどナーバスになっていた。そんな彼女を見かねたブレインとサムは、学校でオールナイト・パーティをしようと提案する。ＮＹではレイチェルがエリオットの部屋に押しかけて同居することに。しかし、エリオットはサンタナとレイチェルのケンカに巻き込まれてウンザリし、バンドをやめると言い出す。

いよいよロスでの全国大会。グリー部を率いてきたフィンの思いを胸にキャロルとバートの２人もロスへ同行する。サムはシューにリーダーとしてグリー部をまとめるように頼まれるが、スロート･エクスプロージョンの嫌がらせに遭う。マーリーはシンガーソングライターになる夢をあきらめようとしていたが、ある人物に励まされる。卒業生にとっては最後の全国大会。果たして２連覇はなるのだろうか？

全国大会で敗れ、スーに廃部を宣言されたグリー部。ウィルに呼ばれた卒業生たちも集まり、最後に大好きな歌をもう一度歌うことにする。しかし、レイチェルとメルセデスは互いの成功を祝福せずに張り合い、どちらが本物のスターかを決めるために歌姫決定戦をすることになる。講堂に寄付して、かつてグリー部の窮地を救ってくれたエイプリルも現れ、出資者の権限を使い、講堂でのグリー部の活動をスーに認めさせようとするのだが...

卒業式と共にグリー部が廃部になる日も近づいていた。そんな中、いまだ大学が決まらずに焦るティナは、みんなと一緒にニューヨークに行こうと考え、新たに大学に願書を出す。仲間の歌に心を動かされて和解を申し出たレイチェルをサンタナは冷たくはねつける。エイプリルとホリーはウィルやグリー部員を救うため、他のクラブに音楽を取り入れようと試みる。はたしてグリー部はこのまま廃部となってしまうのだろうか。

ブレインとサム、アーティもＮＹへ出てくる。ブレインはカートと暮らし始めるが、距離が近くなりすぎて関係がギクシャクし始める。モデルを目指してＮＹに来たサムだったが、仕事が１つもなく、数ヵ月たった今でもカートのロフトに居候して毎日ダラダラと過ごしていた。アーティはＮＹの暮らしにワクワクしていたが、なんと地下鉄で強盗に遭ってしまう。レイチェルはスポンサーから自分専用の車を贈られて、いつものように調子に乗る。

レイチェルは公演が２週間後に迫って通し稽古が始まり、大学との両立でますます忙しくなる。同時にＮＹＡＤＡでは、成績を左右する冬の批評会が始まり、カルメンの厳しい忠告を受けたレイチェルは、大きな決断をする。サムはメルセデスとヨリを戻そうとするが、メルセデスはある理由からどうしても踏み切れないでいた。街ではゲイが襲われる事件が発生していた。ある夜、襲撃現場を目撃したカートは被害者を助けようと立ち向かうが...。

映画学校でモテモテのアーティは２人の女の子とデートしていたが、
性病の検査を受けたところクラミジアの陽性反応が出てしまう。
カートもＮＹに出てきて以来、筋トレで体を鍛え、
さらにゲイの少年をかばってケガしたことから大学で人気が急上昇。
一方のブレインは新生活のストレスから暴食して太ってしまい、カートに引け目を感じていた。
メルセデスとサムは付き合い始めるが、メルセデスは最後まで進むことを頑なに拒否していた。

試演も終わり、いよいよ公演が近づいて、レイチェルは今まで経験したこともないような不安を感じ、夢を見るほどになっていた。
原因はブロガーや投稿サイトの一般人の批判コメントだ。
カートに禁止されたにもかかわらず、公演初日の前夜、ネットを見てしまったレイチェルは、傷つき自信をなくして舞台に立てないと言い出す。
応援に集まった仲間たちは何とか彼女を救おうとする。
一方、ウィルと共に初めてニューヨークを訪れたスーは、ある男性に出会う。

レイチェルに、テレビ番組のオーディションを受けるチャンスが巡ってくる。
しかし、ウソをついて「ファニー・ガール」の舞台を休んだことから大変な事態に。
カートとブレインは、ＮＹＡＤＡを訪れた社交界の名士ジューン･ドロウェイに歌を披露する。
カートはジューンに憧れていたが、彼女が才能を見いだしたのはブレインの方だった。
メルセデスはアルバムの収録がうまくいっておらず、リリースが危ぶまれるが、サンタナが窮地を救ってくれる。

舞台を休んでテレビのオーディションを受けたことがネットの記事になったレイチェルは、
イメージを上げるために保護犬の里親を探すチャリティーイベントを開くことにし、サンタナが広報を担当する。
カートは元ブロードウェイの女優、マギーと知り合い、
彼女が住む高齢者施設の老人たちが行うミュージカル「ピーター・パン」に出ることにする。
サムは保護犬の施設で犬を引き取ってきて飼おうとするが、メルセデスの反対に遭う。

レイチェルのテレビ番組を作るために脚本家のメアリーがやって来るが、かなりの変わり者だった。
ブレインは、カートもショーに出してもらえるようジューンを説得していたが受け入れてもらえず、
ついに勇気を出してカートに打ち明けるのだが...
一方、モデルの大きな仕事のオーディションを受けたサムは、セックスへの飢えを評価されて見事合格。
まもなくツアーに出る予定のメルセデスは、レイチェルたちからサムと別れた方が２人のためだと諭される。

レイチェルは主演したテレビ番組が大コケしてクビになってしまう。ライマに戻り、パパたちの離婚話を聞かされてさらにショックを受けるが、皆からの励ましで立ち直り、グリー部を復活させようと奮闘する。カートと破局したブレインも町に戻り、ウォブラーズのコーチをしていた。一方、カートは新しい出会いを求めて動き出すが、ブレインへの愛に気づく。ヨリを戻したいと伝えにくるが、なんとブレインは既にある人と付き合っていた。

レイチェルはカートと共にグリー部を再開するが部員が集まらず、ホームカミングで帰郷した元部員たちを呼び集めて協力を頼む。ブレインが指導するウォブラーズには女子の入部希望者が現れ、入部テストを受けるためにレイチェルが力を貸すことになる。レイチェルは校内で謎の歌声を耳にして声の持ち主を探すがなかなか見つからない。それはひっそりと学校生活を送る転校生だった。一方、スーはグリー部を潰すためにある生徒を潜入させようと企む。

新生グリー部の初の課題はマッシュアップに決定するが、
褒めて伸ばしたいレイチェルと厳しい意見を言うカートは指導の仕方で意見が合わずに対立する。
ベッキーは彼氏ができて超ラブラブだったが、ウソをついていることを気に病んでいた。
シャノンは休みを取ってアメフト部の練習をサムに任せることが増え、部員たちから様子が変だと思われていた。
話を聞いたスーは、彼女の机を調べて処方薬を発見。シャノンがガンだと考えるのだが…

ひょんなことからウィルに腹を立てたスーは、本気で彼に復讐しようと誓う。そして、グリー部を潰すために、レイチェルやカートに内緒で招待公演を計画しウォブラーズとボーカル・アドレナリンを招く。レベルの高いパフォーマンスを見て部員の心が折れないように、レイチェルはウィルやブレインに手加減するよう頼むのだった。さらに、スーはクレインを復縁させようと、あの手この手でカロフスキーとブレインの仲を裂こうと画策する。

招待公演はスーの突然の発表で３日間の競技会に変わり、グリー部はさらにメンバーが必要になる。レイチェルはカートの提案でキティを、サムはアメフト部のスペンサーを勧誘しようと動く。レイチェルはグリー部が打ちのめされないよう、審査員スーの心に響く曲を探す。カートとブレインは２人の復縁を望むスーによって偽のエレベーターに閉じ込められ、解放の条件としてあることを強要される。要求を拒んだ２人はひと晩エレベーターで過ごすことになる。

グリー部の指導にやってきたメルセデスは、レイチェルにブロードウェイの舞台に立つため
ニューヨークに戻るべきだと助言し、オーディションを勧める。
しかし再び失敗することを恐れるレイチェルは尻込みする。
ブリトニーは、サンタナと絶縁中の祖母を自分たちの結婚式に呼ぶため、２人を仲直りさせようとサンタナに内緒で会いに行く。
レイチェルとサムはお互いを意識しながらも、互いにメルセデスを思って前に踏み出せずにいた。

レイチェルの密かな妨害もむなしく、家が売れて引っ越すことに。心の整理ができない彼女を励ますため、グリー部がパーティを開く。カートとデュエットしたブレインは、帰り際に思わずカートにキスし自分の気持ちに気づく。一方、手術を受けて復帰したシャノンは、“シェルドン”として新たな人生をスタート。スーたちから温かく迎えられるが、ボーカル・アドレナリンからひどい嫌がらせを受ける。激怒したウィルは、ある作戦を実行する。

ブリトニーとサンタナの結婚式が近づく。会場はブリトニーが生まれた納屋。
グリー部員や卒業生たちが準備を進める中、ブリトニーは結婚式のジンクスに過敏になっていた。
サンタナはスーの出席に猛反対。
カートはウォルターの励ましを受け、ブレインと式に出席することにする。
ティナは友人たちの幸せな様子に刺激を受け、ある計画を立てる。
いよいよ式の当日。サンタナに思いがけない贈り物が届けられる。
そして、みんなが驚く出来事がもう１つ起こる。

ハリス教育長の甥っこマイロンがバル･ミツバーを迎え、グリー部はパフォーマンスするよう頼まれる。一方、ジェーンのことが気になるメイソンは彼女を誘おうとすると、いつもマディソンに邪魔されうんざりしていた。スペンサーは、ロデリックの友達アリステアに恋をしていたが、うまくアプローチできずにいた。ロデリックの体を鍛える手伝いをする代わりに、仲を取り持つよう話をつけるが、キツいことを言ってしまいケンカになる。

ダルトン・アカデミーが火事に遭って焼け落ちる。居場所をなくしたウォブラーズを救うために、ウィルはマッキンリー校グリー部との合同チームを作ろうと提案する。スーは、合同チームの結成を阻もうとするが、“憎悪のロッカー”を教育長に見られてしまい、人生最大のピンチを迎える。レイチェルはニューヨークで再出発するために、もう一度ＮＹＡＤＡでやり直したいと考えていた。そんな彼女のもとに思いがけない知らせが届く。

レイチェルはＮＹＡＤＡに戻るかブロードウェイの舞台に出るか決めかねていた。一方、グリー部は地区大会を目前に控え、ダンスの特訓に励むが、負ければ廃部となってしまうため、ダンスが苦手なロデリックとスペンサーは足手まといだから後列に下がるようにと言われてしまう。スーがマッキンリー高校に復讐しにやって来て、学校中が大パニックとなる。そして、ついに運命の地区大会の日を迎える。グリー部は果たして存続なるか？

2009年。顧問のいなくなったグリー部をウィルが引き継ぐと決心し、たった５人の新しいグリー部が生まれた。最初のメンバーであるカート、メルセデス、ティナ、アーティは、当時どんなことを考えて高校生活を過ごし、どんなきっかけでグリー部への入部を決めたのだろうか。同時に、当時のウィルの結婚生活やスターを夢見るレイチェルを懐かしく思い出し、さらには、ウィルとスーの衝突の始まり、５人がどんな風にフィンを受け入れたのかが描かれる。

ニュー・ディレクションズが全国大会で優勝し、マッキンリー高校が芸術学校に生まれ変わる。そして、ウィルはハリス教育委員長から校長に任命され、サムがグリー部の顧問を引き継ぐ。月日は流れ、カートとブレインは舞台で成功を収め、アーティはティナ主演の映画を製作し映画祭で上映されることとなり、メルセデスも歌手として忙しい日々を送っていた。レイチェルがトニー賞の候補となり、彼女のために仲間たちが応援に駆けつける。