大学1年生の南由夏(松井珠理奈)は、妹から"死幣"の怪談を聞く。死幣はお金が欲しくてたまらない人に突然届く呪いの1万円札で、死幣を使ってしまうと残酷な死を遂げるという。ある日、由夏はしばらく連絡の取れない友人・橘郁美(西田麻衣)を心配し、周囲に聞いてまわるが心当たりはないと言う。その夜、由夏は郁美が街頭インタビューを受けているのをテレビで見る。すると"キーン"という耳鳴りのような音とともに画面の郁美の顔が一瞬ねじれたように感じた。由夏には第六感のような不思議な能力があり、この現象の後には不吉なことが起こることを知っていた。急いで郁美のアパートに向かう由夏。鍵が開いた薄暗い部屋に入ると、足元には焦げた1万円札が。さらに奥へ進むと、首を吊った無残な姿の郁美があった。通夜の日、由夏や三浦らが弔問客として並ぶ中、1人の男が焼香に立つ。刑事だという若本(戸次重幸)は、親族や弔問客に突然事情聴取を始めると言い放つ。
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