12 歯車 前編(2020/7/31/放送)
7/31/20
Season-only
これは芥川が転生する前の話――。人々の期待に応えるため、常に自分を責め、その命と精神を削って物語を紡ぎ出していた芥川には、自分のことを肯定してくれる友人が必要だった。「最近、歯車が見えるんだ」――どんなに苦しくても書くことから逃れられない芥川は、”彼”にそうつぶやく。さらに芥川は、”彼”に哀しい頼み事をするのだった……。芥川の死によって、小説に憎悪を抱くようになった”彼”は、侵蝕者につけ入る隙を与えてしまう。 芥川の著作は侵蝕が進み、最後に残るは遺作の『歯車』のみ。彼が本で綴った想いを守るため、太宰をはじめとした文豪たちは『歯車』への潜書を試みる。©DMM GAMES/文豪とアルケミスト製作委員会・テレビ東京