#WeArePlay

日本全国にいる Google Play でアプリやゲームビジネスを展開している方々のストーリーを紹介します。

浅田 一憲

浅田 一憲

北海道札幌市

446,500+

1


若い頃からマイクロ コンピュータでのプログラミングが好きだった浅田さんは、ソフトウェア業界で成功を収めます。その後、2 つの大学院に通い、医学の博士号とメディア デザイン学の博士号を取得しました。ソフトウェア開発の実績と医学の知識を持ち合わせた浅田さんは、色の識別を助けるツールなど、目の不自由な人のための視覚や色覚の補助ソフトウェア開発に注力するようになりました。代表作『色のシミュレータ』は、色覚特性のある友人が書いた本から着想を得たもので、異なる色覚特性を持つ人の色の見え方を、利用者が体験できるアプリです。浅田さんは今後スマートフォンやデバイスを対象物にかざすだけで自動で動くようにアプリをバージョン アップしたいと思っています。

「アプリをリリースする前は、自分に自信がなかったのですが、自分が開発したアプリをすごく喜んでくれる利用者がいることが分かり、やってきたことが間違っていないと、肯定されたような気持ちになりました。」

孝一

ブラックスミス ダブルサークル

北海道札幌市

1,321,200+

1


IT 教育に力を入れている小学校に通っていたため、幼い頃からコンピュータに興味を持っていた孝一さん。大学院に進学後は、計算物理学に熱中しました。その後、システム開発の会社で働きながら IT の知識を深めた孝一さんは自分でアプリ開発をはじめ、ツールアプリ『クイックメモ』の大成功をきっかけに、独立してブラックスミス ダブルサークルというデベロッパー名で活動を開始しました。また、バーチャル リアリティが登場し始めた頃には、VR 脱出ゲームをリリースするなど、孝一さんはトレンドをいち早くアプリ開発に取り入れています。今後は、宇宙に関するゲームやボードゲームなど、たくさんのアイデアをもとに新しいアプリ開発を行っていきたいと考えています。

「Google Play は、とにかくコストが安いことと、使いやすさが魅力です。広告を打たなくてもダウンロード数が伸び、課金システムによって収益化するのも簡単で素晴らしいと思います。」

高橋 博之

雨風太陽

岩手県花巻市

330,200+

63


かつて報道記者を目指していた高橋さんは、東日本大震災後の農業や漁業生産者の苦境を目の当たりにし、このような人たちの役に立ちたいと、『ポケットマルシェ』を開発しました。このアプリは、生産者と消費者を直接つなぐことで、生産者が自身で価格を設定して売上を伸ばしたり、購入者との関係を構築することができます。購入者も、自分の購入する肉や魚などの正確な産地を知り、高品質の食材を手に入れることができます。高橋さんは今後も、生産者と消費者の間に強い絆を築き、自分の食べるものがどこから来たのかを知ることの重要性を広く伝えていきたいと考えています。

「物理的な距離の壁を超えて、生産者と消費者間の分断を解消するという目標達成のためにアプリやテクノロジーを活用しています。Google Play によって多くの利用者に届けられてありがたく思います。」

吉澤 一敏

メディクル

岩手県花巻市

300,000+

2


学生時代から起業を夢見ていた吉澤さんがビジネス アイディアのインスピレーションを得たのは、医療関連企業の営業コンサルタント兼ソフトウェア開発者として働いていたときでした。周囲の医療や看護スタッフが自身のスケジュール管理に苦労していることに気付き、その役に立てるよう、開発者としての経験を生かして『シフトナ』を開発しました。このアプリでは、シフト制で働く人々が多忙で複雑なスケジュールをうまく管理することができます。吉澤さんは常に『シフトナ』を改善し、無料で提供し続けることで、医療従事者に敬意を示しています。

「アプリ開発により、学生時代からの起業したいという夢を叶えることができました。」

椎根 基善

椎根 佐綾

コトリヤマ

福島県郡山市

10,000+

2


椎根 基善さんがゲーム開発が思うようにいかず思い悩んでいたとき、そのことを心配した妻の佐綾さんは、自分が描いた可愛らしく面白いイラストを使った言葉遊びで基善さんを励まそうとしました。イラストを見て込み上げる笑いを抑えられなかった基善さん。この出来事が再びやる気に火をつけることになりました。基善さんは妻の絵をゲームに使うことを思いつき、その後もゲーム開発を続けました。2 人の代表作『ねこのデザイナー モカのさがし絵ジグソーパズル』は、手描きのグラフィックと可愛い動物のキャラクターが登場する絵本のようなゲームです。プレイヤーは「森のカフェ」や「お城の庭」など、童話に出てくるようなタイトルのパズルを解いてレベルを上げていきます。現在 2 人は、猫が主人公の脱出ゲームの開発に力を注いでいます。

「Google Play を通してアプリをリリースしたことで、南米など普段は手が届かない国の人たちにリーチできました。」

斎藤 浩平

和田 晃司

情報整備局

福島県須賀川市

7,900+

5


2011 年、東日本大震災が発生したとき、IT 企業でエンジニアをしていた斎藤さんと実家の米農家を継いでいた和田さんは、故郷の福島でボランティアで構成される消防団員としても働いていました。大震災の際、電話など通信手段がない中で、消防団がいかに無力かを痛感した 2 人は『SAFE』を開発することを決めました。このアプリは、消防団員のためのプラットフォームで、地域の火災発生を知らせたり、防火水槽や消火栓の位置情報を提供しています。最近では、土砂崩れや洪水などの災害を知らせる機能も追加されました。今後 2 人は『SAFE』を活用して、全国の消防団が、各々の守備範囲を超えて連携することを目指しています。

「SAFE が導入されて以来、火災発生現場の特定と給水源の発見にかかる時間が劇的に短くなりました。アプリの評価も高く、福島県内で口コミで広まっている実感があります。」

佐藤 勇人

はなちる

宮城県仙台市

150,000+

1


新社会人の佐藤さんは、大学院でコンピュータ サイエンスを学ぶ傍ら、趣味でゲームを開発していました。佐藤さんの作品『脱出ゲーム クローズドサークルからの脱出』は、当時読んでいたファンタジーやミステリー小説からヒントを得ました。ゲームのインスピレーションは、開発者の興味や情熱から生まれるという考えから、佐藤さんは自分の個性をゲームの中で表現しています。そんな佐藤さんの夢は、たくさんのヒット作を生み出すことです。現在は、インターンシップや論文提出など、自分の経験を投影した大学院生活のシミュレーション ゲームの制作に取り掛かっています。

「ミステリー系の小説が好きなので、そこがゲームに結構影響していると思います。インディーズ系ゲームの良いところは、開発者の個性が出るところだと思います。」

北海道 / 東北 からのストーリー

和田 瞳さん

ブレイズワークス

岐阜県各務原市

73,700+

1


幼い頃にファンタジー RPG を友人に紹介されて以来、ゲームに夢中な和田さん。大人になった和田さんは、岐阜県の魅力的な名所やランドマークを探索しながらゲームを進める『岐阜クエスト』を作ることを思いつきました。プレイヤーは岐阜県にある 42 の市町村を滅びから救うための冒険に出ます。ファンを喜ばせるために、プレイヤー達が岐阜県内で撮影した写真を募集し、ゲームの中に登場させたこともあります。また、ゲームで登場する場所に聖地巡礼のように訪れ「#リアル岐阜クエスト」というハッシュタグとともに SNS に投稿するゲームファンもいます。今後、他の都道府県のゲームも制作していき、日本全国をカバーしていきたいと和田さんは考えています。

「岐阜だけでなく 47 都道府県を制覇するのが夢です。私自身、日本について知らないことがたくさんあるので、ゲーム作りを通じて日本のことを知りたいと思います。」

林 高生さん

エイチーム

愛知県名古屋市

71,048,300+

869


林さんは、わずか 9 歳のときに父親を亡くし、裕福だった家庭が一転したことをきっかけに、早くお金を稼がなくてはと考えるようになりました。大人になった林さんは、得意なプログラミングを活かしてエイチームを創業。さまざまなアプリを国内向けにリリースした後、海外向けの挑戦を開始し、グローバル展開の手ごたえを徐々に掴んでいきました。そして、リアルタイムバトル RPG『ユニゾンリーグ』は、グローバルで成功を納めます。このゲームに登場する日本のアートは、世界中のファンにインパクトを与え、お気に入りのキャラクターをファッションに取り入れる人もいるほどです。今後も、新しい市場のインドや中南米など、さらに多くの国でたくさんの人にプレイしてもらえるようなゲーム作りをしていきたいと思っています。

「Google Play の利便性が高いと思う理由は、ゲームを世界同時リリースでき、ローンチの反映もかなり速いことです。そこが素晴らしいと思います。」

常川 友樹さん

ワンダープラネット

愛知県名古屋市

5,000,000+

183


東京から故郷の名古屋に戻った常川さんは、地元に新しい産業を興し、雇用を創出する会社を立ち上げたいと考えていました。幼い頃からゲームが好きだったことから、アプリやゲームの企画、開発および運営をするワンダープラネットを設立しました。最初のヒット作『クラッシュフィーバー』は、鮮やかなアニメーションで描かれるパズルゲームで、仲間と一緒にプレイでき、チャット機能も備えています。従来のゲームにはなかった斬新な要素を次々に取り入れたことでファンを獲得し、世界的な人気を博してきました。サービス開始から 8 年が経過した今、常川さんをはじめとするチームはこの先 10 周年、20 周年を祝えるような長期的な運営を目標としています。

「当時の私たちのようなスタートアップが開発したゲームであっても、良いと思われるアプリは Google Play 上で世界中の皆さんに向けてフィーチャーしていただけました。それによって、お客さんがすごく増えたと思っており、大変感謝しています。 」

神谷 栄治さん

アイビス

愛知県名古屋市

247,940,600+

285


神谷さんは、小学校で初めてパソコンに触れたときからプログラミングに夢中になりました。大学では寝る間も惜しんでプログラミングに時間を費やしたといいます。デジタルで絵を描くには専門的な道具が必要な時代に、スマートフォンと指だけでイラストやマンガを描いたりできる『アイビスペイント X』を企画しました。しかし、神谷さんの心を本当に駆り立てているのは、日本で開発されるソフトウェアを、日本製自動車や電子機器と同じように国際的なブランドにしたいという思いです。『アイビスペイント X』が世界中で多くダウンロードされていることにより、少しずつ目標に近づいていることを実感しています。

「特に海外での利用者からの要望が多かったので、Google Play での配信を開始しました。活用したことでアクティブ ユーザーが大幅に増加しました。 」

榊原 洋平さん

ぴよログ

愛知県半田市

950,000+

4


6 年前、第一子の子育て中だった榊原さんは、授乳や昼寝、オムツ替えなどのタイミングを手書きで記録していると、すぐに記録用紙が足りなくなることに気づきました。そこで赤ちゃんの睡眠時間や授乳時間、身長や体重を写真とともに、複数人で共有できるアプリ『ぴよログ』を作ることを思いつき、開発しました。家族みんなで赤ちゃんの成長を見守るプラットフォームとして活用でき、最近では音声で記録できるような機能が追加されました。榊原さんは近い将来、スマートウォッチやウェアラブル端末でもアプリを利用できるようにしたいと考えています。

「スマホのアプリを開発する上で、Google Play ストアに公開したら皆さんが探してくれ、何万人もダウンロードしてくれるということが衝撃的でした。 自分ひとりで宣伝していた時にはそんな数にならなかったので、Google Play ストアで配信されるというのはすごいことだと実感しました。」

藤田 隆志さん

ふじたかし

富山県富山市

53,400+

1


藤田さんは一時期、ストレスの多い日々を過ごしていました。ある日の深夜、気分転換のために田舎道を散歩していた時、自然の音に心が癒されたといいます。そこで自然の静かな雰囲気が他の人々のストレスを癒す助けにもなればと思い、自身のゲームである 『ふしぎの森でコーヒーを』に取り入れました。このゲームは不思議な森に迷い込んだ主人公が、コーヒーの実を植え、育て、収穫し、コーヒーを飲む姿を見守るゲームです。焚き火の音やコーヒー豆を挽く音など心地よい音に包まれながら、リラックスして眠りにつくことができます。今後は英語でもゲームをリリースして、より多くの人に自身のゲームを楽しんでもらうことが、今の藤田さんの目標です。

「Google Play での高評価のレビューのおかげで、沢山の人がダウンロードしてくれているのではと思っています。」

坂本 昌彦さん

佐久医師会 - 教えて!ドクタープロジェクト

長野県佐久市

92,600+

6


福島県南会津郡に住んでいた坂本医師は、子供の診察のために遠方から苦労して医療機関を受診しにくる保護者の存在に気づきました。そこで地方の保育園を訪問し、症状や受診のタイミングを教える活動を始めます。その後、長野県佐久地域でも同様の活動を始め、この情報に誰でもアクセスできるようにするため、仲間とともに『教えて!ドクタープロジェクト』を立ち上げました。プロジェクトが提供するアプリでは、子供の体調の症状検索や、受診の目安、災害時の哺乳瓶の消毒方法など、子育てをする方のための情報を提供しています。最近では、戦争で疲弊した地域の人々を支援するために、英語とウクライナ語、ポーランド語でもコンテンツの利用を可能にし、今後はアプリ全体を多言語化していきたいと考えています。

「私たちがこのアプリを作った目的は、 子育ての不安を軽減したいということに加えて、医療従事者の救急外来への負担を減らしたいということでした。」

中部地方のストーリー

新井 元基さん

Happy Elements

京都府京都市

2,600,000+

250


新井さんは、大学で電気電子工学を学び、卒業してからずっと IT 業界で仕事を続けてきました。彼が Happy Elements の代表取締役 CEO に就任したあるとき、女性従業員たちから、スマートフォンでは自分たちが遊びたい女性向けのゲームがまだない、という声を聞きました。これはチャンスだと感じて、彼女たちとそれを形にするプロジェクトをスタート。その結果、洗練された漫画テイストのイラストと少年漫画のような熱いストーリーで構成された男子アイドル育成ゲーム『あんさんぶるスターズ!』が誕生しました。現在、Happy Elements では、女性向けにも男性向けにも新作を開発中です。

「あんさんぶるスターズ!!は、アプリ以外にも、音楽、ライブ、舞台、グッズ販売などさまざまな展開を行い、大きなビジネスになっています。多くの方に愛していただいていることでコンテンツも大きくなり、できることの幅が広がっています。」

岡本 圭司さん

ユキヤマ

兵庫県神戸市

114,000+

8


スノーボードに情熱を燃やし、プロのスノーボーダーにまで上り詰めていた岡本さんは、滑走中の事故に遭い脊髄を損傷し、二度とスノーボードができないかもしれないという診断を受けました。将来の展望が見えず絶望していた岡本さんが、滑れない自分に何ができるだろうと始めたのが、スノースポーツ愛好家が全国のスキー場の地図にアクセスし、滑った距離などの記録ができるアプリ『yukiyama』の立ち上げです。たとえ滑れなくても業界に役立ちたいと、この仕事に熱意を注ぐようになりました。その後『yukiyama』の成長とともに岡本さんのスポーツ人生も進展し、今ではパラリンピックに出場しています。現在、このアプリは日本全国のウィンタースポーツ ファンに利用されており、今後は海外からの観光客向けにも展開を進めていく予定です。

「怪我をしたときは、 本当に「自分は生きている価値がないんじゃないか」とずっと思っていたくらい絶望していました。ですが『yukiyama』に出会って、滑る以外の形で人の役に立てる道が見えたとき、自分を取り戻すことができ、これからもスキー スノーボード業界を変えていきたいと思えるようになりました。」

孝岡 知子さん

孝岡 秀俊さん

モコソフト

兵庫県芦屋市

4,000,000+

2


孝岡 知子さんは、出産後、赤ちゃんがよく眠る子でもあったことから、自由な時間に以前から好きだったクロスワードやパズル作りに取り組むことができました。ある時、プログラマーで夫の秀俊さんから「アプリで作ってみる?」と提案され、2 人は会社を立ち上げました。当初は、自分たち自身や友人、家族のためにパズルを作ることがメインで、画家の友人にアプリのイラストを描いてもらったり、知子さんの弟に音楽を担当してもらうなど、周りの助けをもらいながらゲーム制作を行っていました。そこから徐々に、楽しさを追求した、かわいいキャラクターが登場する作品が人気を博し、今やゲームの利用者は、高齢の方など新しい層にも広がっています。今後 2 人は、利用者がゲームを楽しみながら、自分の住む町の問題を知ることができる作品に取り組もうと思っています。

「企画したり、人を楽しませるのが好きなのです。ゲームを作るにしても自分が納得して楽しくなければという思いは譲らない。私たちのゲームをやっている人が、くすっと笑えるものづくりを追求しています。」

渡邉 一史さん

B.Creation

兵庫県芦屋市

700,000+

15


薬学を専攻していた渡邉さんは、自分で起業をしたいと考え、別の方向に進もうと模索していました。そんな中、日本の釣り業界では依然、テクノロジーやインターネットが浸透していないことに気づき、釣り人にデジタルツールを提供することを思いつきました。魚の釣れやすさを表す日本に古くから存在する釣りにまつわる諺などもアルゴリズムに組み込こんだ『タイドグラフBI』では、潮の満ち引き予測、天候や月齢に加え、どの魚がどこで釣れたかを示す詳細な「釣果報告」を元にした爆釣指数なども確認できます。渡邉さんは現在、日本国内の対応地域を拡大し、将来的には世界中の釣り場をカバーしたいと考えています。

「Google Play での配信は、アプリの認知度を高め、世界中の人にアプリを提供することができるため、ビジネス成長に不可欠です。また、利用者からの信頼性も高いため、ビジネスの信頼性向上にも役立っています。」

山中 眞一郎さん

面白革命capsule+

大阪府枚方市

23,000,000+

2


山中さんは、20 代の頃、ゲーム作りで結果を出して父親を納得させられなければ、家業の新聞販売店を継がなければならないという選択を迫られました。学生時代にアーケード ゲームに夢中になった山中さんは、その後、妻の美菜さんとともに、これまで 40 本以上のゲームを作り上げました。中でも、プレイヤーが、呪われた日本人形の世話をする『育てて日本人形』は、100 万ダウンロードを突破した人気作です。山中さんは、次は 3D を取り入れたゲームを手がけてみたいと考えており、美菜さんはプレイヤーを不思議な世界に連れていくようなゲームの制作を計画しています。

「ゲームづくりは、私と妻にとって本当に大事なものになっています。ゲーム クリエイターという仕事を一生やっていこうといった目標を夫婦で持つことができました。」

今川 拓郎さん

イマテック

奈良県葛城市

571,200+

1


今川さんは幼い頃から父親に似て、ものづくりが大好きでした。幼少期に抱いた情熱は高まり続け、職業としてロボット設計に携わるようになりましたが、こんなアプリがあればいいのに、という思いをきっかけに空いた時間に副業でアプリ開発に励みました。そんな中『アメダスウィジェット 』は、自転車に乗っているときに、一目で詳しい天気予報を見たい、という思いから生まれたアプリです。今では釣りやサイクリングなどアウトドア アクティビティで愛用する人が増えています。また、台風など日本の巨大な気象現象が発生した際にも活躍しています。

「もっと世の中の役に立つアプリを世界に向けて作っていきたいです。」

古川 貴史さん

TF's apps

滋賀県草津市

29,300+

1


古川さんは少年時代からゲームが好きだったことがきっかけで、プログラミングに興味を持ち、趣味でアプリ開発をしています。そんな古川さんが、デベロッパーとしてのスキルを活かして現在の防犯関連アプリ制作を始めたのは、父親になってからだそうです。娘を山で起こる危険から守ってあげたいという想いから、ライト点滅、アラームや銃声、雷鳴の音などで熊を追い払うアプリ『熊鈴』は誕生しました。音を出す機能は、ハイキング中の緊急時に居場所を知らせる役に立ったり、アプリ内で位置情報を確認することもできます。また古川さんの制作したアプリにはこういった実利的なものだけでなく、子供と遊べる GPS 連動型の宝探しゲームも作っています。

「日本のいろいろなところで、自分のアプリが見知らぬ人の生活に自然と取り入れられている、その人の生活に欠かせないようになっているかと思うと、一番嬉しいと感じます。」

近畿地方のストーリー

黒川 雅臣さん

コトブキソリューション(ケムコ)

広島県呉市

15,000,000+

160


黒川さんがコンピュータとゲームに夢中になったのは、中学生の頃、父親がプログラミングのためにコンピュータを買ってくれたことがきっかけでした。その後、2000 年代に入ると携帯電話でゲームができる時代が幕開けを迎え、子供の頃に遊んだレトロなゲームを復活させたいという思いから、モバイルゲーム、特に RPG に目を向けました。例えば『RPG ドラゴンラピス』はクラシックな雰囲気を特徴とし、ドラゴンや伝説、バトルなど、RPG ジャンルのゲームファンから絶大な支持を得ており、ケムコのノスタルジックなゲームの数々は日本だけでなく海外からも多くの人に愛されています。黒川さんは現在、幾つかのゲーム制作に向けて動いている他、今後はゲーム以外のアプリ制作など、新しい挑戦にも目を向けています。

「Google Play は、デベロッパーをとても信頼してくれていると思います。 ポリシーなども明確で、正直に言って、海外に展開する上では一番やりやすいプラットフォームだと思っています。」

児玉 昇司さん

ラクサス・テクノロジーズ

広島県広島市

1,900,000+

89


児玉さんは若い頃にコンピュータ サイエンスの魅力を学び、テクノロジーが世界を変えると信じていました。その後、児玉さんはシェアリング エコノミーを促し、環境に配慮する形で、収入に関係なく、誰もが有名ブランド商品を持てるようにしたい、という思いを実現するために、月額利用料を払うことでデザイナーズ バッグを借りることができるプラットフォーム『ラクサス』を立ち上げました。そして現在、児玉さんはラクサスをグローバルに展開することで、より多くの人に手頃な価格でデザイナーズ バッグを楽しむ機会を届けたいと考えています。

「ファッションは誰のためのものなのだろう?そう考えたときに、裕福な人のためだけのものではない、買えない人にも本物を使ってもらいたい、そういう思いがあったのです。」

宮脇 孝貫さん

サクラアップス

広島県広島市

783,000+

1


大企業の製品開発やソフトウェア開発に携わった後、宮脇さんは自分でデザインしたアプリを開発することを決意しました。日頃から、自身の経費や帳簿の管理が面倒だと感じていた宮脇さんは、手軽で簡単に使える経費管理ツール『家計簿 カケイ』を作ることにしました。当初は支出を記録することがメインのアプリでしたが、すぐにクレジット カードの管理機能などさまざまな機能を拡充させていきました。近い将来は、利用者同士が予算管理の知識を共有できるソーシャル ネットワークを構築したいと考えています。

「自分の専門性を活かして、価値のあるものを世界に届けたいという結論に至りました。 やはり人の役に立って初めて意味があると思います。」

石津 知転さん

プライサー

愛媛県松山市

45,200+

49


会社の代表兼プログラマーでもある石津さんは、これまでたくさんの自然災害を目の当たりにしてきました。数年前、愛媛県で大雨による土砂災害が発生した際、「公共性の高いアプリで人の命を救えることもある」とアプリの可能性を再認識しました。石津さんは、それまでも子育てや観光に関連するアプリを作っていましたが、今では、人々が防災関連情報を得られる地域密着型の防災アプリを複数展開しています。今後は、アプリ上で防災関連情報をリアルタイムで提供できるようにしたいと考えると同時に、石津さんのアプリが役に立ちそうな海外の人々にも、アプリを展開していきたいと考えています。

「どこの区域にでも、どこの地域にでもあるコミュニティーの課題や天候の問題。そういうものを私たちがアプリの力で改善していきたいと思っています。」

石川 優二さん

ソフトウェアスタジオ

愛媛県松山市

11,000+

1


IT スペシャリストの石川さんは、一人暮らしを始めてから家族や友人との交流が希薄になっていくように感じていました。そこで、大切な人の誕生日やイベントを記録できるプラットフォーム『誕生日/イベント』を作ろうと思い立ちます。動物をモチーフにした可愛らしいグラフィックやイラストを取り入れることで、楽しい気分になれるアプリにしたかったと語ります。利用者から、友人の誕生日を 1 か所でまとめて見られることが気に入っている、人間関係が豊かになった、という声も多く、石川さんはそのような声を大切に日々、アプリ作りに励んでいます。

「このアプリを使うことによって”人間関係が豊かになりました”と書いてくださる方もいます。そういうレビューを見ると、やはり作ってよかったと思います。意外と皆さんの役に立っているのではないかと感じています。 」

鈴木 元さん

アカデミア

鳥取県鳥取市

7,500+

15


1970 年代にテクノロジー分野でキャリアをスタートさせた鈴木さんは PC、インターネット、クラウドの誕生を目の当たりにしてきました。アプリ『ミッション ジャパニーズ 』は、鈴木さんが長年にわたり、日本語を母国語としない外国の方々とコミュニケーションをとってきた経験からヒントを得て開発されました。このアプリは、学校で習うような堅苦しい日本語ではなく、会話で使える日本語が学べるアプリです。ネイティブ スピーカーと対話するようにロールプレイ形式の練習も可能で、患者さんと会話するために日本語を学びたいと思っている外国人看護師などに重宝されています。鈴木さんは現在、アプリのチェックツールを改良し、より正確な翻訳ができるように取り組んでいます。

「コミュニケーションこそが、私たちを人間たらしめるものではないでしょうか。たとえ文化が違っても、出身地がまったく異なっていても、言いたいことがうまく伝われば、良い影響を与え合うことができると思います。」

山田 敬汰さん

ke-ta

岡山県岡山市

400,000+

1


高校時代、すでにプログラミングの知識をもっていた山田さんは、自分のテスト勉強用にアプリが欲しいと考えていました。そこで思いついたのが、カスタマイズしたクイズやフラッシュカード形式の問題を、誰もが自由に作成できるアプリ『暗記メーカー』でした。当時、まだ 10 代だった彼は、同級生も試験勉強に使えるようにと、このアプリを公開しました。今では、教師たちが、このプラットフォームを生徒の予習向けに活用したり、ソーシャル メディア上で、改訂テストを共有するためのコミュニティが形成されるまでになっています。社会人になった山田さんは、ソフトウェア エンジニアとして企業に勤めていますが『暗記メーカー』には熱意を注ぎ続けており、近いうちに問題集を共有する機能を追加していく予定です。

「自分が作ったものが、誰かの人生を動かしていると感じる瞬間が、開発者冥利に尽きると思います。”試験に受かりました”といったレビューをもらったときが最高だと感じます。」

中国 / 四国地方のストーリー

春山 慶彦

ヤマップ

福岡県福岡市

2,120,000+

101


自身の人生を通じて何かを成し遂げたいという想いから、春山さんは、登山地図アプリ『YAMAP』で、世の中にインパクトを与えたいと考えています。YAMAP 創業のきっかけとなったのは、2011 年の東日本大震災。人間も生きものであり、人間社会も自然の一部であるという当たり前の感覚を取り戻したい。山での道迷い遭難を 1 件でも減らしたい。そのような強い思いから、プログラミングの経験はなかったものの、仲間と一緒にアプリ開発を開始しました。そこで誕生したのがスマートフォンの電波が届かない場所でも、位置がわかり、登山記録が簡単に共有できるアプリ『YAMAP』です。このアプリは、山登りを愛好する人たちの間で人気があります。利用者同士がつながる ことができる YAMAP コミュニティも人気です。ここ最近では、YAMAP は自治体と連携して山岳救助活動支援も始めました。春山さんは、今後も利用者に安心や安全を届けられるようにアプリの機能改善を行い、登山の楽しさを広く社会に伝え続けていきたいと考えています。

「スマートフォンが登山 GPS 機器として普及することに、YAMAP は貢献をしてきました。山の遭難事故を減らすだけでなく、万が一遭難してしまっても、YAMAP のみまもり機能で助かった命があることは望外の喜びです。」

山倉 千賀子

ガンバリオン

福岡県福岡市

97,100+

113


山倉さんは、10 代の頃にゲーム業界でのキャリアをスタートさせました。その後「自分のやり方でゲームを作りたい」という思いから『ガンバリオン』を設立。以来、山倉さんは、性別に関係なく何にでも挑戦できる職場づくりに取り組んできました。例えば、同社の人気アドベンチャーゲーム『縁がわ男子とけものたん』も、女性が率いるチームによる作品です。これは、原因不明の病にかかっているという設定のプレイヤーが、ゲーム内に登場するキャラクターと一緒に暮らしながら、病の原因である妖怪と戦い、病気を治していくゲームです。山倉さんは、ゲーム業界を目指す若い世代を支援するため、自治体や教育機関と連携し、インターンシップなどの受け入れも行っています。山倉さんは、今も「福岡をゲーム業界のハリウッドにしたい」という夢に向かって邁進し続けています。

「ガンバリオンは、男女にかかわらず、とにかく何でも挑戦できる環境にあると思います。」

崔 童竣

cocone v

福岡県福岡市

1,019,100+

211


デザインを学ぶために来日した韓国出身の崔さんは、当時話題になっていたアバターがもたらす自己表現の幅の広さに魅了されました。その後、デジタル デザインの道に進み、アバターゲームを基盤とするサービス開発に携わるようになりました。当時、アバターは自分を表す手段として、主に男性に活用されていましたが、崔さんは、女性はアバターを着飾ることに楽しみを感じてくれることに着目。cocone v のメンバーと女性向けのアバターワールドを作ることにしました。『ピュア二スタ』では、着せかえを楽しんだり、アバターやアイテムを自由自在に配置して自分だけの「アートグラフ」を作成することができます。崔さんは、誰もが自分の感性をカタチにできるキャラクターをゼロから作って楽しめるゲームを開発しながら、グローバル市場にも挑戦したいと考えています。

「お客様それぞれに、自分に合った楽しみ方を見つけていただければと思っています。ピュア二スタでは、自身の性別にこだわらず、自分の理想のアバターやアートグラフを作る楽しみを提供しています。」

宮崎 慈彦

アルティ

福岡県福岡市

1,684,000+

12


1980 年代に技術者としてのキャリアをスタートした宮崎さんは、当初、フロッピーディスクや CD-ROM でゲームを作っていましたが、スマートフォンが登場した際、デジタルの世界に革命をもたらす動きだと感じ、モバイルゲームの開発に乗り出しました。宮崎さんが理想としているのは、プレイヤーが、自分自身でストーリーやキャラクターを作り上げるゲームです。架空の王国が舞台の RPG『エルネア王国の日々』は、25 年前に始まった『ワールドネバーランド』シリーズの最新作で、長く楽しめる平和なゲームです。自分が作ったストーリーを宮崎さんと共有したいとプレイヤーからメッセージをもらうことが多く、それがこの仕事の醍醐味の 1 つだと感じています。宮崎さんは今後、王国に新しい風景や、より臨場感のあるグラフィックを追加していきたいと考えています。

「Google Play ストアが私たちのゲームを新規プレイヤーに紹介してくださることで、ゲームを発見してくれる確率が高くなり、とても助かっています。」

江口 健二

KJ120429

大分県宇佐市

800,000+

1


書店でアプリ開発の参考書を見かけ、興味をもったことから、独学でアプリ開発を始めるようになった江口さん。写真に文字や画像を追加することができるアプリ『写真ぷらす - 文字入れ』をたった 1 人で開発しました。もともと自然の風景や草花などを撮影することが好きだったことから、撮った写真に言葉や日時などの文字を記入する方法はないだろうかという思いからこのアプリは誕生しました。このアプリは、フォントの種類の多さや、縦書き機能、色の組み合わせが自由にできる点などが利用者に高く評価されています。 数十万ダウンロードを記録した今も、江口さんは大分県の自宅で 1 人で開発を続けており、現在は 3D グラフィックや新しい編集機能の追加準備を進めています。

「みなさんに喜んで使っていただいているのをレビューやメールなどで見ると、自分が作ったアプリが少しでも人の役に立っているのかなと嬉しい気持ちになります。」

古田 奎輔

Payke

沖縄県中頭郡

4,000,000+

13


大学入学を機に沖縄に移住した古田さんは、県産品などを取り扱った貿易業を行う中で、商品の詳細な情報を外国語で伝えきれないことによる機会損失を多く感じていました。その経験から、商品情報を多言語で伝えることにビジネスチャンスを見出し、19 歳で起業を決意。もともとテクノロジーに興味があった古田さんは、バーコードをスキャンするだけで商品情報やレビューを探すことができるアプリ『Payke』を思いついて開発しました。このアプリは海外観光客を中心に好評で、現在 130 か国以上でダウンロードされ、7 か国語に対応しています。さらに複数の海外市場への進出準備も進めています。また、利用者が商品の値段が妥当かを判断できるように、相場価格を確認できる機能を追加する予定です。

「日本の商人の活動理念に“三方よし”という言葉があるのですが、それが私たちの社是になっています。作り手、売り手 、買い手。みんなが Win - Win - Win になるサービスを目指しています。」

仲本 茂雄

ワナキジジ

沖縄県沖縄市

345,200+

1


仲本さんはタンザニアで働いた後、国際的な仕事に就きたいと思い、世界のどこからでも仕事ができるプログラミングの道に進むことを決意しました。あるとき国土地理院が古い航空写真を公開していることを知り、それを父親に見せたいと思ったことをきっかけに、アプリ『昔の航空写真地図』の開発をはじめました。このアプリでは 1970 年代の航空写真と現在の様子を比較することができ、特に若い頃に行った場所をもう一度見たいという年齢層の高い世代から人気を得ています。また、このようにたくさんの人がノスタルジーを楽しんでいる点に着目し、最近では利用者同士が写真に写っている場所に関する思い出を語り合える書き込み機能を追加しました。仲本さんは近い将来、利用者が持っている昔の写真を自分たちで投稿したり、写真にコメントしたりできるコミュニティ機能も追加する予定です。

「Google Play には、気軽にアプリをリリースできる環境が整っているので、多くの人に自分のアプリを知ってもらうことができました。」

九州 / 沖縄地方のストーリー

木村 弘毅さん

MIXI

東京都渋谷区

12,350,000+

1556


インターネットが登場したとき、木村さんは「これからコミュニケーションの方法が変わる」と確信し、その一翼を担いたいと考えました。そこで木村さんは、IT 業界に身を投じます。その後まもなく、 MIXI でゲーム開発を担当することになりました。人と人とのつながりを生み出すことに情熱を注ぐ木村さんが手がけるゲームはマルチプレイに対応しており、代表作として 2023 年 10 月に 10 周年を迎えた大人気タイトル『モンスターストライク』があります。木村さんとチームメンバーはコミュニケーションとゲームの力を強く信じながら、他作品とのコラボレーションやゲーム内イベントを通じて驚きと感動体験を提供する新しい方法を模索し続けています。

「コミュニケーションの素晴らしさを改めて教えてくれたのはモンストです。友達や家族と一緒に集まって遊ぶことに、僕はバリューがあると思っていましたし、それを証明できたというのは、自分にとってものすごく強い自信になりました。」

井上 高志さん

LIFULL

東京都千代田区

3,386,400+

1473


井上さんは、LIFULL の経営理念に人々が心から「安心と喜び」を感じられる社会の仕組みづくりを実現することを掲げています。若い頃に「不動産業界の仕組みを変えたい」という強い想いに突き動かされ、のちに日本最大級の不動産 / 住宅情報サービスとなる『ライフルホームズ』を立ち上げました。スマートフォンが登場したときに、より多くの人にサービスを手軽に利用してもらいたいと、社内のエンジニアチームと共に、自社でアプリ開発に挑戦することを決意して作り上げました。井上さんは、情報に簡単にアクセスできることが、新しい理想の家探しのための重要なポイントだと考えています。これからも、ライフルホームズは、アプリの改良をはじめ、新しい挑戦を続け、住まい探しをする一人ひとりに寄り添い、最適な形でサービスを提供したいと考えています。

「多くの人にとって住まい探しは、人生においてそう何度も経験することではありません。だからこそ、毎日の暮らしや人生がより良いものになるように、一人ひとりに寄り添いながら、かゆいところに手が届くような関わり方をしていきたいと思っています。」

柳原 陽太さん

WFS

東京都港区

3,500,000+

515


英国で育った柳原さんは、子どもの頃にゲームの魅力にはまり、色々なゲームをプレイしながら育ちました。その中でも、特に惹かれた日本の RPG では、ゲームのストーリーを通して、当時、日本と英国の間でアイデンティティを模索していた自身が、ありのままでいても良いと感じ、救われる経験をしました。この経験が、ゲーム開発の道に進む大きなきっかけとなりました。また、柳原さんは『ライトフライヤースタジオ』の作品を通して、心が震える体験を作りたいと考えています。その一例として、ヒット作『ヘブンバーンズレッド』では、プレイヤーの心に残るストーリー制作で有名なゲームブランド「Key」とタッグを組み、感動的な RPG を生み出すことに成功しました。今後も、自分たちにしか作れない新しいゲームをリリースし続け、『ライトフライヤースタジオ』を世界有数のゲームスタジオに進化させたいと考えています。

「楽しいときも、苦しいときも、ずっとゲームと共に生きてきたので、誰かの毎日をより良くするゲームを開発したいと思っています。」

道江 美貴子さん

天辰 次郎さん

asken

東京都新宿区

3,130,000+

50


管理栄養士である道江さんは、クライアントと 1 対 1 で会う方法で食事に関するアドバイスを行っていましたが、より多くの人の役に立ちたいと考えていました。そんな中、道江さんが勤めている会社が社内起業プログラムを企画し、アプリ開発でこの問題を解決できるのではと思い立ち、思い切ってこの機会にチャレンジすることを決意。開発の経験や予備知識はなかったものの、マーケターの天辰さんを含む数人のチームで『asken』を開発しました。このアプリでは、AI 栄養士との対話を通じて、健康的な生活や不足している栄養素などに関する詳細な情報を受け取ることができます。道江さんと天辰さんは、今後日本だけでなく米国やアジア市場への進出をはじめ、妊婦や新米ママ向けのプログラムの開発や、子どもや高齢者向けの具体的な栄養プランを打ち出していきたいと考えています。

「食の問題は一生続くものだと思っています。ですので、みなさまに、ふと思い出してもらって、一生付き合えるパートナーのようなアプリになれたらいいなと思っています。」

中島 杏奈さん

中島 瑞木さん

coly

東京都港区

1,360,000+

330


女性向けのゲームを作りたいという思いを持っていた双子の姉妹、中島杏奈さんと瑞木さん。2 人ともテクノロジーに詳しかったわけではありませんが、アプリ市場ではこれからできることがあると感じ、勤めていた会社を辞めて、モバイルゲーム会社『coly』を起業しました。同社 4 作目となる『魔法使いの約束』は、きれいなグラフィック デザイン、プレイヤーに愛されるキャラクター、そして人の心に刺さる深いストーリー展開で、多くのファンを魅了しています。プレイヤーの大半が女性であるだけでなく、従業員の約 70% も女性です。ファンとのタッチポイントを大事にしている 2 人は、コラボカフェの運営など、オフライン事業も拡大しています。今後も、このような新しいチャレンジを通して coly の作品を世の中にさらに広めていきたいと考えています。

「会社はオーケストラのようなものだと思っています。みなさん、それぞれ別々の職種ではありますが、それぞれがベストを尽くして 1 つの作品を作り上げる。本当に素晴らしいなと日々感じています。」

秋元 里奈さん

食べチョク

東京都港区

100,000+

70


実家が農家だった秋元さんは、両親から家業は継がなくていいと言われていたため、大学へ進学し IT 企業に就職しました。数年後、かつては色鮮やかだった実家の畑が廃れてしまったのを見て、同じ状況の生産者が他にもいるのではと思い、全国の生産者に実態を聞いて回りました。そこで生産者自身に価格の決定権がなく、こだわりに見合った価格で販売できないため安定した利益を得られないという課題があることを知り、生産者がオンラインで顧客に商品を直接販売できるプラットフォーム『食べチョク』を開発しました。利用者は高品質な食材などを自宅で受け取ることができ、生産者のおすすめレシピなどを知り試してみることもできます。秋元さんは、食べチョクを通じて生産者と消費者が直接繋がることで両者の関係性をより深められるサービスにしていきたいと考えています。

「こだわって食材を生産しても、生産者は価格決定権を持たないため、安定した利益を出しにくいという課題があると感じています。そのため、私たちは生産者自身で値決めすることができ、自身の名前で販売することができるプラットフォームを開発しました。」

石井 武さん

オルトプラス

東京都豊島区

1,484,300+

240


証券系の投資機関に勤めていた石井さんは、ゲームの世界が新しいものに溢れ、世の中に刺激をもたらす魅力的な業界であると感じ、ゲーム業界に転身しました。その約 10 年後、石井さんは自身のゲーム会社オルトプラスを設立しました。オルトプラスグループの代表作『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』は、大人気の音楽原作キャラクターラッププロジェクトのゲームアプリで、オリジナルのストーリーや、新感覚のリズムゲームを楽しめます。石井さんは、魅力的なグラフィックやハイクオリティなサウンドの提供に加え、プレイヤーそれぞれのレベルに合わせたコミュニケーションをすることで、さまざまなファンに楽しんでもらえるように心がけています。現在オルトプラスでは、メタバース、ライブ ゲーミング、音楽やリアルイベント連動のゲームといった、新分野を精力的に開拓しています。

「面白いゲームを作ろうと常に努力しています。当然 7 年、8 年、10 年という非常に長い期間運営をするゲームもあります。蓄積してきたノウハウと、長くプレイヤーのみなさまに遊んでもらうための制作方針をしっかり念頭に置いて作品作りに取り組んでいます。」

東京都のストーリー

シブサワ・コウさん

コーエーテクモゲームス 

神奈川県横浜市

630,000+

2,874


シブサワ・コウさんは家業の再起を目指し、染料を扱う会社『光栄』を設立しました。 しかし、創業からわずか 2 年で経営難に陥ってしまいました。会社を畳むことも考えましたが、誕生日に妻の恵子さんからコンピュータをプレゼントされたことをきっかけに、独学でプログラミングを始め、大好きなゲーム開発に取り組みました。そして、ゲームメーカーとしての『光栄』(現:コーエーテクモゲームス)をスタートし、歴史、特に戦国時代への興味から、16 世紀の日本の戦国時代の内戦を描いた人気シリーズ『信長の野望』をリリースしました。『信長の野望』シリーズでは、恵子さんのグラフィックデザインを採用。PC や家庭用ゲーム機で大成功を収めました。その後、スマートフォン アプリの開発にも着手し、2022 年にリリースした『信長の野望 覇道』は、多くのユーザーに遊ばれ、愛されています。2023 年内には、GPS 機能や地図技術を駆使し、戦国時代を歩いているような感覚で、日本を制覇できる『信長の野望 出陣』を配信開始。 さらなる進化を遂げた新作で、今後も全世界のファンを魅了し続けます。

「学生の方々から『信長の野望』をプレイすると、歴史がとても好きになり、学校の先生よりも戦国時代に詳しくなったという話もよく聞きます。歴史への入口になっているのではないかなと思います。」

戸隠 規泰さん

オフィス・クリエイト

神奈川県横浜市

80,000,000+

17


オフィス・クリエイトの大ヒット作『クッキングママ お料理しましょ!』は、家庭用ゲーム機で登場し、すぐに海外で人気を博しました。同社の代表取締役である戸隠さんとチームメンバーは「スマートフォンでもプレイできるようにしたい」と考え、モバイル版の発売を決定しました。ゲームでは、食料を切ったり、焼いたり、煮たりしておいしい料理を作ることができます。ゲームのレシピを参考に、実際に料理を作る利用者もいて、世界中で日本食に興味を持つ利用者も増えるという、思いがけない効果もありました。戸隠さんは、今後も『クッキングママ』が世代を超えて愛され、より多くの人に料理を楽しんでもらえるような存在であってほしいと願っています。

「Google Play Console はどんどん進化しているので、使いやすく、リアルなデータを把握することが可能です。」

齊藤 慶武さん

アマネファクトリー

神奈川県横浜市

4,148,800+

7


幼い頃からパソコンに親しんでいた齊藤さんは、IT 企業に就職してより本格的にパソコンを使いこなすようになりました。その後、起業して人の役に立てるようなアプリを作りたいと考えていた齊藤さんは、妻の妊娠中の日記を読んで、妻がいかに大変だったか、自分がそれをいかに理解していなかったかを思い知りました。これをきっかけに、夫婦が一緒に理解を深めて妊娠生活を送ることで、より楽しい体験をしてもらうことを目的とする『トツキトオカ』アプリを開発しました。このアプリでは、妊娠中の日記を本にすることも可能です。齊藤さんは今後、産後の女性をサポートする機能を追加していきたいと考えています。

「40 代になるとこれまでとは目標が変わり、誰かの役に立つものを作りたいと思うようになりました。」

與世田 温子さん

willsi

埼玉県川口市

187,900+

3


大学生の頃から「世の中に新しいものを生み出したい」という夢を抱いていた與世田さん。会計士として働き、簿記の専門知識を基盤に、夢に挑戦することを決意しました。その後 1 か月でプログラミングを独学で学び、簿記受験生のための簿記試験対策アプリ『パブロフ簿記』を開発しました。絵を描くのが好きな與世田さんが自ら描いたかわいいイラストは、利用者たちから非常に好評です。最近では、オンラインで模擬試験を受けられるオプションを追加し、学習の進捗状況を把握できるパーソナライズ機能の追加を進めています。

「Google Play Console のレポートや支払い機能がとてもスピーディーで、とても満足しています。」

npckcさん

npckc

埼玉県さいたま市

1,150,000+

2


香港で生まれカナダで育った npckc さんは、3 か国語を流暢に話す翻訳家として日本を拠点に働いています。独学でプログラミングを学んだ npckc さんは、脚光を浴びることのないキャラクターやストーリーを描くゲームを作りたいと考えていました。トランスジェンダーの女性キャラクター「ハル」が温泉を訪れるストーリーの『one night, hot springs』を開発しました。このゲームではトランスジェンダーの体験がリアルに描かれ、npckc さんのパートナーの sdhizumi さんが提供する落ち着いた音楽もプレイヤーに好評です。Google Play が開催しているインディー ゲーム フェスティバルでファイナリストになった npckc さんは、今後、もっと多くのイベントに参加して他の開発者とリアルに繋がりたいと考えています。

「Google Play は低価格で利用できるので、個人の開発にとても魅力的だと思います。」

石橋 知博さん

ウェザーニューズ

千葉県千葉市

13,962,300+

1,120


石橋さんは、もともと技術やモバイル端末を使ったコンテンツ配信に興味がありました。そして 20 年以上前『ウェザーニューズ』に入社し、サービスのアプリ版を開発しました。特に、リアルタイムの気象データを投稿するアプリ利用者のおかげで、より正確なサービスを提供できるようになり、それはすぐに会社のビジネスの重要な一部となりました。 最近では、気象災害がビジネスに影響を及ぼす可能性がある際に、企業経営者がそれを知ることができる B2B サービスも開始しました。石橋さんの目標は、『ウェザーニュース』を世界一の天気予報サービスにすることです。

「世界の隅々まで天気情報を届けるというのが我々の会社としての夢であり、使命でもあり、世界中のモバイル利用者に伝えるには、Google Play 抜きには考えられないと思っています。」

齋藤 達哉さん

ドリームズ・カム・トゥルー

茨城県日立市

432,000+

30


齋藤さんは子どもの頃アポロの月面着陸を見て以来、科学に興味を持ち、学生時代は天文クラブに所属していました。大人になった齋藤さんは、理科教師の免許を取得し、自分と同じように天文に情熱を注ぐ若者たちを増やしたいという思いから『ドリームズ・カム・トゥルー』を仲間と共に設立。そして、天文学を志す若者たちが星や惑星、それらを取り巻く神話について学ぶことができる『88 星座図鑑』を開発しました。アプリをリリースして以来、このプラットフォームをできるだけ楽しく、教育に役立てたいと、宇宙飛行士、学校、博物館、科学センターなどとのコラボレーションを積極的に行ってきました。今後も、子どもたちが科学に興味を持つきっかけになるようなアプリをリリースしていきたいと考えています。

「科学が好きな子どもが増えることが、目標であり、私たちの夢です。最近は昔ほど科学離れが叫ばれなくなり、科学好きな人がどんどん増えてきている状況なので、その中で、私たちのアプリが多少でも力になれたらと願っています。」

関東地方のストーリー