簡単なポイントツーポイント短絡故障電流の計算は、オームの法則と機器の抵抗値を使用して実行されます。電力システム内のさまざまな場所での故障電流を決定するには、引き込み口での利用可能な短絡値、線間電圧、変圧器の KVA 定格とパーセント インピーダンス、導体特性などのシステム特性が利用されます。
抵抗値をインピーダンス値に置き換えると、計算はさらに複雑になります。たとえば、変圧器のリアクタンスと抵抗の比 (X/R) を変圧器のインピーダンスのパーセントとともに使用して、ユニットごとの X および R の値を決定します。同様に、電気システム内の導体のインピーダンスも、インピーダンスの X 成分と R 成分に分類されます。
ピーク非対称故障電流も X/R 比によって決まります。合計非対称電流は、合計 DC 成分と対称成分の尺度です。非対称成分は時間の経過とともに減衰し、故障電流の最初のサイクルの大きさが定常状態の故障電流よりも大きくなります。また、DC 成分の減衰は、電源と障害の間の回路の X/R 比に依存します。