アプリ「シブヤ・アロープロジェクト」は渋谷区の災害対策プロジェクト”アロープロジェクト”公式アプリです。渋谷区内で[一時退避場所]※1として指定されている代々木競技場屋外敷地、明治神宮、青山学院大学へ、”命を救う”矢印のアートを用いたARによる方向案内を行います。
また、非常時に備えて、渋谷区の[一時退避場所]の存在と場所を周知し、みなさまに意識していただくことを目的としています。
[一時退避場所]以外にも渋谷区庁舎や渋谷区のおすすめスポット等へ目的地を設定することも可能です。
一度スマートフォンにインストールしていただければ、非常時にオフラインで使用可能です。
・使用方法
アプリを起動したのち、カメラ画面が起動します。
画面に表示された矢印アートが、自動的に現在位置からより近い[一時退避場所]の方向へ向きます。
◆シブヤ・アロープロジェクトについて
東京、2020年を控え、今後さらに増えることが予想される外国人を含めた多くの来街者(在勤・在学者を含む区民以外の渋谷区を訪れる方々)の方への帰宅困難者対策が、渋谷区の喫緊の課題となっています。
区内の小学校や公園等は「一時集合場所」であり、一時的に様子を見る場所となっていますが、区民と来街者が利用するには十分なスペースではありません。そこで、特に渋谷駅周辺では発災時に、来街者の方が一時的に退避する安全な場所として、避難場所などを「一時退避場所」として定めることとしました。
これは一時退避という新しい考え方であり、来街者の方には、帰宅困難者支援(受入)施設が開設されるまでの間、安全に留まれる、この[一時退避場所]※1を知っていただく必要があります。そこで、一時退避場所を指す「矢印・サイン」が必要と考えました。しかし、本区の場合、画一的なサインを設置しても街の中に埋もれてしまいます。
それらの課題を一気に解決できないだろうか?よりシブヤらしくクリエイティブに解決するには?と考え、導き出した答えが、「矢印・サインをアート化し、来街者の方々の意識に残るようにすること」でした。
(シブヤ・アロープロジェクトWEBサイト[http://shibuya-arrow.jp/]より抜粋)
※1:一時退避場所とは
「渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画」で、発災時の渋谷駅周辺の混乱を防止するため、来街者を中心とした帰宅困難者を[一時退避場所]へ誘導する「避難誘導計画」を策定。発災時に、一時的に退避する安全な場所として広域避難場所などを「一時退避場所」として定めた。
一時退避場所:代々木競技場屋外敷地、明治神宮、青山学院大学【渋谷駅周辺地域都市再生安全確保計画から】