世界規模の光害調査に参加しましょう! あなたの住む地域からの星の見え方を観測・報告し、光害研究のためのデータベース作成に協力してください。
世界中の街で、過剰・不適切な照明器具が使用され、夜空が明るく照らされています。この光害(ひかりがい)によって、もはや都市部では美しい星空を楽しむことができません。
光害は、天文学だけの問題ではありません。世界中の研究者が、人工光による人体への影響、社会への影響、環境への影響を調べています。このアプリは、Google Sky Mapをベースに、星の見え方を測定する機能を追加したものです。端末を空に向け、実際の夜空と見比べて、指定された星が見えるかどうかを入力してください。
この Loss of the Night(光害調査アプリ)を使うことは、楽しく、教育的で、かつ環境保護に貢献する活動なのです。
星を見ること、特に光害のない満天の星空を見ることは、あなたを宇宙へと誘います。いくつの星を見つけることができるでしょうか? GLOBE at Night の夜空の明るさマップを見て、世界中の結果と比べてみましょう。星と星座を学び、天の川が見られる場所を見つけましょう。もしあなたの地域から天の川が見えるなら、他の人に教えてあげましょう! 星を数えることは素晴らしい体験です。家族みんなで楽しみましょう!
多くの場合、光害は不適切な形状の照明器具や、過剰に設置された照明によって引き起こされます。照明を正しく使っている地域が増えれば、あなたは暗い寝室で眠ることも、夜空にたくさんの星を見ることもできるようになります。正しい照明の使い方は、エネルギーとコストも無駄になりません!
この科学的な調査に、積極的に参加してみましょう! Loss of the Night(光害調査アプリ)は、児童生徒の探求活動にも最適です。同時に、世界規模の調査活動に参加することでもあります。あなたの観測結果は、匿名で GLOBE at Night のデータベースに送信されます。(GLOBE at Night とは、2006年から実施されている世界規模の夜空の明るさ観察キャンペーンです。夜空の明るさの世界マップを作成し、そのデータベースを利用して、科学者たちが光害と人体への影響・生態系への影響・生活の質・その他さまざまなファクターとの関連性を調べています。日本語サイトは http://idatokyo.org/gan/ )
このアプリは、Verlust der Nacht プロジェクトにより開発されました。プロジェクトの詳細は www.verlustdernacht.de プロジェクトのブログは http://lossofthenight.blogspot.com
This project was sponsored by the Federal Ministry of Education and Research (Germany).
Japanese translation was graciously provided by Nobuaki Ochi, Toyo University/IDA Tokyo.
(日本語訳:越智信彰(東洋大学准教授/国際ダークスカイ協会東京支部)