「ヴィネット」は、メスティーソ資料から画像を収集し、それぞれの画像に見られる伝統的な象形文字の要素を記述、分析、識別することを主な目的とするプログラムです。また、これらの画像が抽出されたTLACHIA文書とTEMOA文書の対比画像に直接アクセスすることもできます。このアプローチは、ヴィネットのメスティーソ的特徴を強調し、作成者にとってはテキストとして、依頼者にとってはイラストとして機能します。
このプログラムの目的は、これらの画像へのアクセスを容易にし、伝統的な写本と一貫して関連付けることです。特に、これらのヴィネットが豊かで長い象形文字の伝統を受け継いでいることを示すことを目指しています。
「ヴィネット」には、フィレンツェ写本1,824枚のヴィネット、デュラン写本120枚のヴィネット、トヴァル写本52枚のヴィネット、王宮マトリテンセ写本(146枚)と王立アカデミーマトリテンセ写本(122枚)に分かれた第一記念碑のヴィネット、クルス=バディアノ写本92枚のヴィネット、そしてフランシスコ・エルナンデスの765枚の図像が含まれています。つまり、ナワトル語と密接な関係のある図像は合計3,115枚に上ります。