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■プロローグ
<迷子の狼>
外は雨、全く止む気配すらしない。ザーザーと容赦無く降り続けている。
「あ〜あ、早く止めばいいのに」
洗濯も済ませたし、どこに行くという予定もないのだが、なんとなくそう思ってしまう。
気のせいかどこかで声がするような気がする。
「く〜ん、く〜ん」
玄関を開けて外を見回すと、一匹の小さな小さな犬がずぶ濡れで横たわって鳴いていた。
雨のせいで感傷的になっていたからか、まるで泣いているようにも。
それが彼と私の物語の始まりだったのです。
<魔界の鬼公子>
古い洋館。ここには多くの部屋があり、その大部分は閉ざされたまま。
どこからか呼ばれた気がした。洋館の奥の奥、導かれるようにそのドアを開いた。
軋む音。埃やカビの匂い。薄汚れた壁には肖像画。とても綺麗な人。男なのか女なのか。性別など超越した存在がここに存在している。
「あら。綺麗な子。ふふふっ。私ほどじゃないけどね。でもね、あなた、とても素敵ね。どう?あなた、私のものにならない。骨の髄までしゃぶりつくして愛してあげるわ。」
<吸血カレシ>
誰も住んでいない古い洋館。
今にもお化けが出そうな洋館に何をしに来たのか理由も思い出せないまま屋敷を彷徨っていたあなた。
不思議と怖さを感じず、何かに導かれるようにドアの一つを開きました。
数え切れない絵画が溢れる部屋。
その中でもとりわけ目を引いたのは「ヴァンパイア」と書かれた肖像画でした。
躊躇うほどに美しい肖像画。その肖像画に思わず声をかけていました。
すると、目の前の肖像画が突然話し出しました。
「美しい人。私と契約して永遠の命を手に入れないか」
<惑わしカレシ>
大昔、悪さをした狐が閉じ込めたと言う祠。何かに導かれるように昼でも暗い祠を訪れたあなた。
冷んやりとした神秘的な空気が満ちるその空間。祠の奥にとても美しいお面が飾られてあるのを見つけました。
何気なくお面を手にしたあなたの前にとても綺麗な男性の姿が。
美しいお方、どうか私を閉じ込めた悪い呪い(まじない)を解いていただけませんか。
さて、どうするかはあなた次第。
化け物が封じ込められた肖像画に導かれ「精(体力)」を引き換えに彼らの「言葉」を導き出してください。
■キャラクター紹介
「吸血カレシ」
種族 ヴァンパイア
声優:鷺沢萩
「惑わしカレシ」
種族 妖狐
声優:aki
「魔界の鬼公子」
種族 鬼
声優:一条ひらめ
「迷子の狼」
種族 狼男
声優:闇雲
<共通>
イラスト:純友良幸
シナリオ:緒方あきら
■遊び方
化け物は「話しかける」ボタンを押すことであなたの「体力」を奪って「ランダム」に声を発します。
体力がなくなると「制限」がかかり、体力がある程度回復するまで「話しかける」ことができなくなります。
体力を完全に消費しないようにうまく遊んでください。
体力は時間が経過すると自然と復活します。
最初、1つの「モード」しか選べませんが、「声をすべて解放」したり「イベントをクリア」することで聴ける声が増えてきます。
解放した「声」は体力がなくても「メモリアル」で聴くことができますので、体力がなくなったら「メモリアル」をお楽しみください。
また、アイテムを購入することで「回復力や体力を増やしたり」「広告を表示させない」などの効果を得ることができます。
ですが、特に何も購入しなくても時間さえあれば、最後までプレイすることが可能です。
健康やお財布のためにも時々休みながらプレイしてください。
あと、これは独り言ですが、今後キャラクターが増えていきますので、応援だと思ってアイテムを購入したり、広告を押してもいいんですよ?
体力が復活する「魔女の秘薬」などは何度でも買えますので^^
それでは、「化け物カレシ」をお楽しみくださいませ。
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