ゲームディレクター紹介: Devsisters

Eunji Lee は動画とアニメーションを学んだのちに、Cookie Run のコンセプト アーティストしてゲーム業界でのキャリアを歩み始めました。それから 11 年後、現在ではシリーズ最新作「Cookie Run: Kingdom」のディレクターを務めています。ゲーム制作への情熱、アーティストとして影響を受けた女性、ディレクター デビューについて伺いました。
Q: ゲームの仕事に関して、特に好きなところは何ですか?
A: モバイルゲームは誰でも手軽に遊べるため、世界中のユーザーにプレイしてもらえます。また、ユーザー同士もつながりを築くことができます。特に、長期にわたってプレイするライブサービス ゲームの場合だと、プレーヤー同士で仲良くなったり、コミュニティを作ったりすることを通じて、数多くの楽しい思い出が残ります。消費者とクリエイターという既存の関係性の枠を超えた魔法のような楽しい経験です。
Q: あなたにとって「Cookie Run: Kingdom」が特別な作品であるのはなぜですか?
A: 世界中の人たちに「Cookie Run: Kingdom」を楽しんでもらいたいと考えています。地域や年齢を問わず世界各地にこの作品のファンがいます。私の目標は、すべてのユーザーに喜んでもらい、わくわくした気持ちを味わってもらえるようなゲームを制作することです。これは常に変わらない目標です。
Q: 女性であることは、ゲーム業界のキャリアにどのような影響がありましたか?ゲーム業界でユニークな視点を持つことに、女性であることは影響していますか?
A: 私の創作の原動力は、誰でもが楽しめるエクスペリエンスを提供したいという思いです。Cookie Run: Kingdom も、特定のプレーヤーを想定していませんから、私にとってそうした思いの方が、女性ゲーム デベロッパーであることより大きな力を持っていると思います。私が他の女性ゲーム デベロッパーの刺激になれるなら、非常に光栄ですし、プロデューサー兼クリエイターとしての私のキャリアにも非常に大きなインパクトがあります。
Q: あなたが影響を受けた女性をひとり挙げるとすれば誰でしょうか?また、その理由も教えてください。
A: 影響を受けた人はたくさんいますが、なかでも「ムーミン」シリーズの生みの親であるトーベ・ヤンソンに最も影響を受けました。「ムーミン」の物語や世界を深く見ていくと、作者の人生や、冒険を愛する心が伝わってきます。物語では、恐怖、不安、孤独など暗い出来事ばかりですが、登場人物の心に希望の光が絶えることはありません。そして、やがて素晴らしい結末が訪れるのを読むたび、人生を最大限生きなければと刺激を受けます。
Q: 2022 年の抱負をお聞かせください。Devsisters や Cookie Run: Kingdom にとってどんな年になりそうですか?
A: 「Cookie Run: Kingdom」のプレーヤーの皆様には、感謝を申し上げたいです。いつもたくさんの愛情やサポートをいただいています。2022 年には、その愛情に報いたいと思っています。そして、私たちの可愛い小さなクッキーの冒険によって、世界中の人びとに希望や勇気を与えることができればとてもうれしいです。