ゲーム制作チーム紹介：HyperBeard

Kyu Valencia は、かつて天文学を熱心に学んでいた頃に宇宙の神秘に気付いたと言います。そんな Valencia が、現在「どろぼうネコ」、「キキのバケーション」など愛らしく元気に溢れたゲームを手がける HyperBeard 社のチーフクリエイティブオフィサーとして独自の世界を築いたのも当然でしょう。ここではゲーム業界での女性の地位、国際女性デーとの関わり、部屋作りが楽しめる女性向けゲーム「ポケット・ラブ」についてお話を伺いました。

Q: 「ポケット・ラブ」のような、「女性による女性のためのゲーム」という取り組みについてすこしお伺いできますか？

A: HyperBeard は、女性が魅力を感じるゲーム開発を常に行ってきましたが、「ポケット・ラブ」は、HyperBeard にとっておそらく初となる「女性による女性のための」ゲームです。こうしたコンセプトはチーム内の女性を勇気づけ、ゲーム業界に見られる基本的な表現方法に影響を与えるようなエクスペリエンスを創り出そうという意欲を持たせてくれます。

Q: 今後挑戦してみたいことは何ですか？

A: これからも、多様性とインクルーシブネスに富んだ当社のチームの特色を活かした誠実なゲーム制作を続けることで、引き続きゲーム内およびゲーム業界での女性の地位向上に取り組んでいきます。

Q: ゲーム業界での女性の地位についてどう思いますか？

A: 全世界のゲーマーの半数が女性であるにもかかわらず、ビデオゲームの主役はほとんど男性です。さらに、女性キャラクターが担うのは、いかにもなアシスタント的役割ばかりです。幸い、ゲームに登場する女性の数がかなり増えたため、女性が自分を投影できる女性キャラクターも増えてきました。

Q: あなたにとって、国際女性デーが持つ意味とはなんですか？

A: 国際女性デーを迎えるたびに、現実は平等の理想からほど遠い、と思い知らされます。日々、大勢の女性が不公平な賃金、ハラスメント、性的虐待、またはそれ以上にひどい目に遭っています。これは私にとって親しい女性たちも、経験していることです。まだまだ長い道のりではありますが、いつかは平等な社会が実現することを期待しています。