夜霧の恋人たち

1968年 • 91分
R
レーティング
このアイテムはご利用いただけません

この映画について

「大人は判ってくれない」、「二十歳の恋」に続く、トリュフォーとレオの"アントワーヌ・ドワネル"シリーズの第3作。志願して兵役に就いたアントワーヌだが、素行不良で退役。恋人クリスティーヌの父の紹介でホテルの夜勤フロントとなるが、浮気の女性客の部屋に夫を入れてしまいクビに。まんまと私立探偵の策略に引っかかったわけだが、彼に同情され、探偵事務所に採用された。ところがここでも失敗を繰り返し、ようやくうまく行きかけた、店員に化けての靴屋の主人の周辺調査(自分が好かれているかどうか気になる主、直々の要請)で、こともあろうに依頼人の妻(美しいD・セイリグ)にのぼせてしまう。一方、つれない彼に腹を立てるクリスティーヌを尾ける、怪しい男の姿もあった......。恋愛をスリラーとして描くという、トリュフォーのモットーが、柔らかなユーモアを帯びて結実した、C・トレネの軽快なシャンソンに彩られた秀作。それぞれの"運命的な愛"に背を向けて、若い二人は結ばれることになるのだが......。以下は「家庭」、「逃げ去る恋」を参照のこと。
レーティング
R