1949年、日本軍に家を接収され、生活に困窮したイップ・マンは愛する妻子と離れ単身、香港へ。彼は労働組合の屋上に間借りし、そこで庶民に詠春拳を教えていた。
しかし、香港経済の低迷から彼と愛弟子たちを取り巻く現実は過酷なものだった。
警察官の汚職、労働者の賃金をめぐるデモ、そして悪の巣窟として恐れられたアジア最大のスラム街・九龍―。
翻弄される弟子たちを前に、イップ・マンは無力感を感じていた。一方、弟子のウォン・トンは生活費の為、九龍城の首領・ドラゴンが主催する「地下格闘技大会」に参加することに。悪事に巻き込まれていくウォン・トンを助ける為、イップ・マンは弟子たちとともに警察の管轄外である九龍城を目指すのであった。(C)2013 National Arts Films Production Limited. Emperor Film Production Company Limited. All Rights Reserved.