15歳、人を愛せると思っていた。15歳、人を愛したことは無かった。東京ではないどこかの町。父親が実はゲイだと知り、自分もそうかもしれないと思いはじめる15歳の少年、銀。母親から虐待を受けながらも、その日常に負けず強く生きている15歳の少女、成美。父の恋人である菊池の優しさ。母の恋人あっくんの暴力。学校には行かずにブラブラしているミンやユウキとつるむ銀。バレエを辞め、行き場を失っていく成美。無垢ゆえに無知な2人が、平穏と不穏、そして静寂と喧騒の狭間で見つめる、ある愛の行方。(C)2016「イノセント15」製作委員会