2007年、アメリカ兵のスナイパーであるアイザックとマシューズは、イラクの荒廃した村で、瓦礫の中に残った大きな壁に潜むであろう敵を狙っていた。壁の近辺には、何者かによって銃撃されたと見られるアメリカ兵の死体がいくつも転がっていた。しかし20時間経っても敵の動きはない。様子を見に壁に近づいたマシューズは、転がる遺体を確認しながら「何かがおかしい」とつぶやく。その時、想定外の場所から銃撃に遭いマシューズはその場に崩れ落ちる。アイザックは慌てて援護に向かうが、同様に銃撃に遭い脚を負傷。命からがら壁の背後に逃げ込んだ。身動きの取れなくなったアイザックは、傍らに抱えていた通信機で救助を呼びかけるが、どうやら銃撃に遭ったときに故障してしまったらしく通じる気配がない。意気消沈するアイザック。諦めかけた頃、無線から声が届く。「すぐに救助に向かう。名前とID、正確な位置情報を言え」。(これで助かる…!)と安堵の表情を浮かべるアイザックだったが、声の主のふとしたアクセントに違和感を感じ、それが仲間ではないことに気付く。無線の向こうから語りかけていたのは、“死神”としてアメリカから恐れられていたスナイパー<ジューバ>の声だった。止まらない脚からの出血、容赦ない日差し、迫り来る喉の渇き…。圧倒的不利な状況で始まった最恐のスナイパーとの頭脳戦(ゲーム)に、己の能力フル回転で挑む!はたしてそこに生きて帰る術はあるのか?! Rating G (C) 2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC