スカイ・クロラ　The Sky Crawlers

2008. • 122 minute

O ovom filmu

平和な時代、人々はショーとしての戦争を求め、それがビジネスとして成り立つようになっていた。カンナミ・ユーイチは、戦争請負会社ロストック社に所属する戦闘機のパイロット。前線基地「兎離洲(ウリス)」に配属されてきた彼には、それ以前の記憶がない。彼にわかっているのは、自分が《キルドレ》であることと、戦闘機の操縦の仕方だけ。空で戦うこと――それがユーイチの全てだった。
(c)2008 森 博嗣／『スカイ・クロラ』製作委員会

Ocjene i recenzije

原作読破済みです。　雰囲気は出てるし映像は綺麗だなと思います。 ただ原作と展開が違うのとやっぱり小説と同様の描写を同じ数だけ入れることができるわけではないのでちょっと物足りなさを感じました。　 カンナミの考えてることというかうちに秘めてるものが伝わりづらい。彼らが何を求めているのか感じてみたい方は原作をおすすめします。　 アニメ映画だけだとちょっと伝わりづらいかもです。

ある平和を維持するための戦争の日常性に、ちょっとした疑念が向けられる程度で、物語的に盛り上がるものはない。

アニメの最高峰。よくよく考えさせられるような内容で音響および映像が卓越している。クローン説もありますが戦争ptsdによる多重人格という線も考えられるなと思った。そう考えると単純な戦争の外的側面を描くのではなく、パイロットの根源を描いているように思われる。小説と併用してみるとまたおもしろい。ちなみに森博嗣さんは公式でクローン説を否定しているらしい。　余談になるが度々出てくる無垢な犬は無機質な人間との上手な対比構造となって言えよう。