ドラゴン・タトゥーの女

2012 • 158 minutes

About this movie

スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。ある日、彼のもとにスェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。実はヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。ヴァンゲルはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。 40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。リスベットという名の、顔色が悪く、拒食症患者のように、がりがりに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青（ドラゴン・タトゥー/ルビ）が異彩を放っていた。 意外なことに彼女はこの事件に異様な関心を示す。そして彼女はハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった...。 (原作 - The Girl With The Dragon Tattoo) 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. and Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

Ratings and reviews

多分、謎解きを通して登場人物たちのからみ合いを面白がるものだと思うが、ミカエルとリスベットのコンビがすんなりし過ぎかもしれない。リスベットの途中参加までのミカエル側の展開は、リスベットが加わる動機を与えるものとして描かれてもよかった。それぞれが個別に動きすぎる。

原作版と違い、リスベットが頭の悪いエロ女にしか見えないので台無し。ダニエル・クレイグのカッコ良さをこの映画にも当て嵌めただけの作品。ハリウッドらしいオープニングの激しいBGMとノリも劇中では皆無。残念なリメイク極まりない。しかし、このハリウッド版が先だったなら印象は違っただろうね。それほどスウェーデン版が素晴らしかった。

最後まで集中して見ることが出来たサスペンス映画です。原作を読まなくても物語の流れは読み取れると思います。ただグロが苦手な方へはお薦めしません。個人的にはこの映画の前作も原作も面白かったです。