カリブ海の港町、ポート・ロイヤル。総監の美しい娘エリザベス・スワンは、子供の頃に父とカリブ海を航行中に、海賊船に襲われた英国の船で意識を失った美しい少年ウィル・ターナーを発見する。ウィルの首には海賊のシンボルである髑髏の図柄が刻印された美しい金のメダルがかけられていた。ウィルを海賊の一味と思い込んだエリザベスは、メダルを首からはずし、自分の物にしてしまう。そして、そのメダルを今でも大切に身に付けていた。独立心が強く、自由を愛するエリザベスにとって、海賊こそが自由のシンボルでもあったのだ。ある日、町はブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちに襲われる。バルボッサの手先は総監邸を襲い、エリザベスを誘拐する。バルボッサの目当ては町の財宝ではなく、エリザベスの身につけていた黄金のメダルだったのだ。海賊たちはエリザベスをさらい、ブラックパール号で船出する。エリザベスに密かに思いを寄せていたウィルは、彼女を救い出すために一匹狼の海賊、ジャック・スパロウと手を組む。いま、魔の海を舞台に、運命が熱く交差する!(C)Disney