フォーリング・ダウン(字幕版)

1993. g. • 112 minūšu

Par šo filmu

“D-フェンス”と名乗る男がいた。非常に厳格で几帳面な上に、自分の価値観をハッキリと持った彼が、ある日突然、渋滞する道路に車を乗り捨てると歩きはじめた。別れた妻の元にいる幼い娘に電話をするために、両替してもらおうと入ったコンビニエンス・ストア。そこで邪険にされたことから、彼の怒りは爆発。些細な出来事は、やがて市民を震え上がらせる事件に発展していく。 Eirin Approved (C) 1992 Regency, Canal and Warner Bros. All Rights Reserved.

Vērtējumi un atsauksmes

＜ジョーカー＞とはまた異なるアプローチの、社会という猛毒を表現した映画。 「狂気は、個人にあっては稀有なことである。 しかし、集団・党派・民族・時代にあっては、通例である。」 （ニーチェ『善悪の彼岸』一五六「時代の狂気」189頁） ビル＝D－フェンスは最初から狂っていたのか、環境が社会が彼を狂わせたのか。それとも真理の中で彼だけが正気だったのか。 この映画のバットマンであるマッドもまた、死んでないだけの摩耗した余生を送るだけだったのを、皮肉にもビルが生き返らせた。他人事だとは、単なるフィクションでは片づけられない「そこにある悲劇と、俯瞰した喜劇の狭間」に堕とされていく作品。

まさに最高の映画だね。世の中の大半を構成しているのがゴミ論理によるゴミ一般人というのがよくわかる本当に素晴らしい映画だ。彼が異常者なんじゃない、大半の異常な一般人が主張する異常な論理で構成している異常な世の中で唯一まともだったのが彼だ。

予想上回る優秀作品でした！余りにも、暗くて重い作品でした！😄😅