大スター、マリリン・モンローの死から早50年。彼女とのラブストーリーを綴った本作に世界中がときめいた1956年、ハリウッドの大スター、マリリン・モンローがイギリスに降り立った。ローレンス・オリヴィエ監督・主演の『王子と踊り子』の撮影のためだ。初のプロデュース作品に意気込むマリリン。だが、マリリンの夢は呆気なく打ち砕かれる。オリヴィエはマリリンの演技法を受け入れず、プレッシャーからマリリンは何時間も撮影に遅刻するようになる。撮影が大幅に遅れて切羽詰ったオリヴィエは、下っ端の第3助監督コリン・クラークに、マリリンの見張り役を命じる。そんなコリンに不安や寂しさを正直に打ち明けたマリリンは、誠実に答えるコリンにしだいに信頼を抱くようになる。やがて二人は秘密の小旅行に出かけ、人として、男と女として、深く心を交わすのだが―。