壬生義士伝

2003 • 137 minutes

About this movie

その男、名は吉村貫一郎。幕末の混乱期に、尊皇攘夷の名のもと、京都府中守護の名目で結成された新選組の隊士である。幕府の力が弱まるにつれ、明日をも知れない運命に翻弄される隊士たちの中で、貫一郎はただ一人、異彩を放っていた。名誉を重んじ、死を恐れない武士の世界において、彼は生き残りたいと熱望し、金銭を得るために戦った。全ては故郷の妻と子供たちを守るためだった。大義名分、権力、名誉。そんなものはどうでもよかった。愚直なまでに「愛する者のために生きる」。家族だけではない。友、仲間、心を通わせた相手のために貫一郎は生き抜いた。やがて「守銭奴」と彼をさげすんでいた隊士も気づき始める。この男の「義」は、「人としての愛」なのだと。波瀾の運命をたどりながらも、見事なまでに純粋に生きた男の物語。
(c)2003 松竹／テレビ東京・テレビ大阪／電通／衛星劇場／カルチュア・パブリッシャーズ／IBC岩手放送

Ratings and reviews

新撰組を題材にした映画の中で一番好き。 アクションより人間関係のストーリー重視の映画。それでもしっかり斬り合いのシーンもあるし、緊張感漂う場面もある。 吉村貫一郎さんというあまり表に出てこない隊士が軸で、語りが斎藤一さんという感じ。近藤さんとか土方さん、沖田さんの活躍を見たいっていう人には向かないかもしれない。

いつの時代も、父は、強い!