攻殻機動隊　新劇場版

2015年 • 99分

この映画について

2029年3月、総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件が発生した。バトーやトグサたち寄せ集めメンバーと捜査を開始する草薙。事件の背後にあったのは、戦後の義体開発の行く末を左右する技術的障害【デッドエンド】をめぐる政治的取引。さらに「洗脳・ゴーストへの侵入・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在も見え隠れする。そして、事件を捜査する中で掴んだ手がかりは、草薙の秘められた生い立ちにも繋がっていたのだった……。“攻殻機動隊”誕生の瞬間に、世界は震撼する――。(C)士郎正宗・Production I.G／講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

評価とレビュー

ARISEシリーズの完結編。ARISE border:1~4 + Pyrophoric Cult で回収しきれていなかった問題・事件がようやく解決する。最後は原作第１話冒頭のようなシーンが入り、前日譚の終端であるという演出がなされている。 脚本は相変わらず一回見ただけじゃ分かりにくくて話の世界に没入しづらいけど、それでもARISEの終劇としては一応纏まっているのでそれなりに見応えはあったかも。 しかしARISE版の草薙素子はこの後人形使いと接触することは無いんだろうなぁ。仮に人形使いと出会っても原作や押井版とは違う道を選択するだろう。個人的にそう思ってしまうシリーズ。

リンクするような台詞回し、旧劇場版よりはさらりとした世界観。見易いといえばそうだけど、何か物足りない、これじゃない感がすごい。残念です。

攻殻機動隊として見なければそこそこ面白いです。でもオレは攻殻機動隊を観たかったのでこの評価です。