『犬神家の一族』は、1976年10月16日に公開された日本映画。横溝正史作による同名の長編推理小説の映画化作品の一作。製作:角川春樹事務所、配給:東宝。監督:市川崑。カラー、146分。画面アスペクト比の異なる2つのバージョンが存在する。
1970年代中頃から1980年代中頃にかけて一種のブームとなった角川映画の初作品であり、市川崑監督・石坂浩二主演による金田一耕助シリーズの第1作でもある。主人公の私立探偵・金田一耕助を初めて原作通りの着物姿で登場させた映画でもある。
映画公開のタイミングに合わせて、関連書籍、音楽などとのメディアミックス戦略を積極的に多用した草分け的作品である。劇場公開時の併映作品は『岸壁の母』。
2006年には市川・石坂のコンビでリメイク版が製作された。リメイク版も石坂が金田一を演じている。