瞳は静かに

2009年 • 112分
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この映画について

これがデビューとなるダニエル・ブスタマンテ監督が自身の少年時代の体験を基に、軍事政権時代のアルゼンチンのある家族の物語を描いたヒューマン・ストーリー。1977年、軍事政権下のアルゼンチン。母と兄と3人で貧しくとも楽しい毎日を送っていた8歳の少年アンドレス。母の突然の死で、別居していた父と祖母の家で暮らすことに。しかし父は母とは対照的に保守的な人間で、厳格なルールを頭ごなしに押しつけ、アンドレスは居心地の悪さを感じていく。いっぽう祖母は、いつも近所に目を光らせ、反体制派の動きを当局に密告することで、家族にあらぬ疑惑が向けられぬよう気を配っていた。そして、そんな不穏な情勢を決して子どもたちには悟られぬよう振る舞っていたのだが...。