『戦慄の絆』は、1988年制作のカナダのサイコ・スリラー映画。デヴィッド・クローネンバーグ監督。ジェレミー・アイアンズ、ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド出演。
一組の一卵性双生児の産婦人科医の兄弟が1人の美人女優に出会った事から、アイデンティティーの均衡性を崩して起こる悲劇を描く。双児の産婦人科医が共に診療室で死亡していたという、実際にあった事件からインスピレーションを得て製作された。
当初、原題は「Twins」とする予定だったが、同時期にアイヴァン・ライトマン監督の映画『ツインズ』が制作されており、ライトマン側からタイトル変更の要請があったため、英語で「瓜二つの者たち」を意味する現在のタイトルに変更となった。
原作の小説は『双生児』の題名で早川書房から刊行され、のち『戦慄の絆』と改題されてハヤカワ文庫NVモダンホラー・セレクションから刊行された。
2023年、全6話のシリーズとしてリメイクされ、Amazon Prime Videoで配信。主演のレイチェル・ワイズが製作総指揮も務める。