ムースの隠遁

2010年
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この映画について

薬物中毒で亡くなった恋人の子を身籠った女性が、田舎で隠遁生活を送る様子を静かに見つめる。監督は、自らも同性愛を公表し、作品中でも多様な愛の形を描いているフランスのフランソワ・オゾン。出演は、撮影当時実際に妊娠6カ月だったイザベル・カレ、ルイ=ロナン・ショワジーら。サン・セバスチャン国際映画祭審査員賞受賞作品。ルイとムースはお似合いのカップルだったが、ドラッグの中毒に陥っていた。ある日、薬物過剰摂取によりルイが急死。ムースは助かったが妊娠が判明する。薬物中毒の女性の妊娠は危険とされたが、ムースは産む決心をして田舎で過ごすことに。そこへ、ルイの弟ポールがやってくる。ゲイであるポールとの生活は穏やかに流れ、ムースは心が和んでゆく。ある日、ポールはかつて本気で愛していた人が亡くなり、自分が養子でルイとは血縁がないことをムースに打ち明ける。