縄張り

1958年

この映画について

喜劇を得意とするG・マーシャルが手掛けたコメディ・タッチのウェスタン。牛飼いばかりの町へ、ある日ひとりの男が現れた。列車から降り立ったその男、ジェイソンはその豪快な性格であっという間に町の有名人となってしまった。だが彼が町に来た目的はここで大量の羊を放牧するためだった。ジェイソンは羊飼い－－シープマンだったのだ。しかも町の権力を握っている少佐は、ジェイソンと旧知の中で彼には秘密を握られている。早速、ジェイソンは町の厄介者扱いとなるのだが......。牛飼いよりも一段低く見られていた"羊飼い"を主人公にしたユニークな作品で、ここにS・マクレーン扮するじゃじゃ馬がからんでくる。G・フォードも好演。見せ場にも事欠かない娯楽作だ。