かつてミュージシャンになる夢を追うために、名前を“リッキー”に改名し、家族を捨てたリンダ(メリル・ストリープ)。今は、小さなライブハウスで、パートナーのグレッグ(リック・スプリングフィールド)らと組んでいるバンド“リッキー&ザ・フラッシュ”として演奏する毎日。 そんなある日、元夫ピート(ケヴィン・クライン)から電話がかかってくる。「離婚した娘のジュリーが深く傷ついているので、元気づけてやってほしい」と、いうのだ。 愛する娘のため、ジュリー(メイミー・ガマー)の元へ駆けつけたリッキー。 だが、母に捨てられ、夫にも捨てられてしまったジュリーにとって、リッキーは今でも“大っ嫌いな母親”だった…。