ブライアン・セルズニックの同名小説を「キャロル」のトッド・ヘインズ監督が映画化した感動ストーリー。孤独な少年と少女が、大切な人を探すために向かったニューヨークで50年の時を超えて織りなす奇跡の物語を綴る。1977年、ミネソタ州。母を突然の事故で亡くし、伯母の家に身を寄せる12歳の少年ベン。ある夜、母の遺品の中から名前すら知らない父の手がかりを見つける。その後、落雷に撃たれ耳が聞こえなくなったベンだったが、父を探し出すべくニューヨークへと旅立つ。1927年、ニュージャージー州。生まれつき耳の聞こえない孤独な少女ローズ。支配的な父に対して心を閉ざす一方、人気女優のリリアン・メイヒューに特別な思いを抱いていた。ある日リリアンが舞台に立つと知り、彼女に会うべくニューヨークへ向かうローズだったが...。