親鸞・白い道

1988年 • 140分
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この映画について

俳優の三國連太郎が企画・製作・脚本・監督を務め、カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞したドラマ。共同脚本は藤田博、音楽はYAS-KAZが担当した。
善信(親鸞)は、上流階級のものだった仏教ではなく、法然が興した万人のための浄土宗を、貧しい人々や差別されている人々に広めていた。しかし鎌倉幕府は新興宗教を認めず、法然と善信は流刑となってしまうが、人買いの集めた百姓たちにまぎれ、妻子とともに関東へ逃げ延びる。しかしそこは原始宗教に支配されており、子供の病気を治す手立ても祈祷だけだった。善信は浄土宗の布教に努めるが、末の子供を疾病で失ってしまう。僧侶の明寅に追い払われた善信は妻子と別れ、ひとり陸奥の国へ移り盲目の老婆と出会った...。