米オクラホマ州スティルウォーターで暮らす失業中の石油掘削作業員ビルは、疎遠になった娘アリソンと再会するためマルセイユへ向かう。アリソンは殺人罪で刑務所にいるが、無実を訴え続けているのだ。新事実を掴んだアリソンは、弁護士を動かすようビルに訴えるが、まともに取り合ってもらえない。ビルは娘の信頼を取り戻し、父親として認めてもらうため自らの手で解決しようとするが、ほどなくして言葉の壁、文化の違い、複雑な法制度につまずいてしまう。そんな中、シングルマザーのヴィルジニーとその娘マヤと出会い、新たな絆を築きはじめる。そして思わぬ形で事件の証拠をつかんだビルは、苦渋の決断に迫られる―