エミリオ・エゥテヴェスとハリー・ディーン・スタントンが、欲しいものは盗む価値有り、ということを証明するアクション・コメディ。自分の人生に不満を持つパンク・ロッカーのオットー・マドックス(エゥテヴェス)。彼はスーパーマーケットの仕事を辞め、バッド(スタントン)に"レポマン"の弟子として雇われる。そしてすぐさまに、政府職員やUFOの崇拝者、雇われチンピラや核科学者のロボットなどと関わることとなり、突飛な騒ぎに巻き込まれるハメに陥る。終いには、人類文明の謎を秘めた1964年型シェビーを探り当てるところにまで達してしまう。本作品はアクションに車取り立て業界の哀れな現実と奇妙なSFの世界を入れ合わせた怪作だ。 (原作 - Repo Men)