名探偵ポワロ (字幕版)

1990
4.7
18 reviews
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Season 1 episodes (10)

1 #1 コックを捜せ
1/20/90
Season-only
金曜日、ポワロのもとにトッド夫人がやってくる。水曜日からずっと姿を消したままのコックのイライザを捜してくれという依頼だ。ポワロは気が進まないが、行きがかりで引き受けることになる。 早速、トッド氏宅に赴き、トッド氏、下宿人のシンプソン、小間使いのアニーに会って話を聞く。気になったのは、前日に銀行員デイビスの有価証券持ち逃げが発覚した銀行にシンプソンが勤めていることと、姿を消したイライザが、すでに荷造りしてあったトランクを受け取りに使いを寄越したこと。翌日、1ギニーの小切手と共に、トッド氏から依頼打ち切りの通知が届く。頭に来たポワロは、逆に事件の徹底解明を決意。イライザ宛の新聞広告を出す一方、銀行へ行き、シンプソンが前日欠勤していたことを知る。
待ちかねたイライザからの手紙が届き、彼女が祖母の友人の遺産を相続して、ケズウィックにいることがわかる。ポワロはヘイスティングスと湖水地方まで出かけ、イライザから話を聞く。 彼女の話では、水曜日に帰宅途中でオーストラリア人の弁護士に呼び止められ、遺産の話を聞き、その足でケズウィックに向かったという。荷物は弁護士が送ってくれたが、トランクではなく、紙包みで届いたという。 それを聞いたポワロは、銀行の持ち逃げ事件を捜査中のジャップ警部に電話をし、シンプソン逮捕を要請する。そして、いぶかるヘイスティングスに謎解きをしてやる。 オーストラリア人弁護士は、シンプソンの変装で、彼は同僚のデイビスを連れ出して殺害、彼に容疑がかかるように仕向け、その死体をイライザのトランクに入れて駅止めで送った。 イライザのトランクを手に入れるために、遺産の件をでっちあげたのだ。ポワロの推理通り、グラスゴー駅で見つかったトランクには、デイビスの死体が入っていた。 南米へ高飛びしようとしていたシンプソンは出航直前の船上で逮捕され、事件は解決する。(C) ITV Studios Limited 1989
2 #2 ミューズ街の殺人
1/13/90
Season-only
花火が打ち上がるガイ・フォークスの夜、喧騒に包まれたミューズ街で、若い女性、ミセス・アレンが亡くなった。自殺のようでもあるが不審な点もあり、翌朝、ジャップ警部はポワロを同行して、彼女の家へ向かった。ミセス・アレンは不自然な格好で左手に銃を持ち、左頭部を撃って亡くなっていた。果たして彼女の死は自殺か他殺か? 彼女の死の裏に隠された複雑な動機をポワロが解き明かす。(C) ITV Studios Limited 1989
3 #3 ジョニー・ウェイバリー誘拐事件
1/27/90
Season-only
ポワロのもとに、地方の大地主ウェイバリーが相談にくる。金を出さなければ3歳になる息子のジョニーを誘拐するという脅迫状が、3度も届いたという。ジャップ警部はイタズラだと言って取り合わない。ポワロとヘイスティングスは、400年の歴史を持つウェイバリー館に赴く。かつての広大な所有地も大半は人手に渡り、建物の補修工事も中断されたままで。経済的には、かなりひっ迫している様子だ。夜中、夫人が食中毒性のけいれんを起こして医者が呼ばれる騒ぎがあった。翌朝、ウェイバリーの寝室で、その日の正午にジョニーを誘拐するという新たな脅迫状が見つかる。ウェイバリーは、邸内に共犯者がいるとして、執事と夫人の秘書を除いて、召使いを全員クビにしてしまう。ジャップが結局は警官隊を率いて駆けつけたのと入れ違いに、ポワロは朝食を取りに村へ出かけ、帰りに車がガス欠で動かなくなってしまう。ポワロは館まで歩くハメになり、その間に、ジョニーは予告通り誘拐されてしまった。故意に進められていた居間の時計と、不審な浮浪者にジャップ以下警察の面々はまんまとひっかかってしまったのだ。
ポワロは、逮捕された浮浪者から、彼が執事によく似た男から、脅迫状やクロロホルムを持って12時10分前に館に行くよう頼まれていたこと。 そして執事は、資産家だが家柄の低い夫人に反感を抱いていること。 館の補修も夫人の金で行われ、夫人がそれを出し渋っていることなどを知る。 さらに誘拐現場の居間に隣接する図書室から、館から少し離れた場所にある墓地に通じる抜け穴を確認した時、ポワロの推理は一挙に核心に迫る。
すべての出来事が、犯人が邸内の者であることを示していた。 ポワロの見抜いたとおり、事件は、腹心の執事とその姪の乳母を共犯者にしたウェイバリーの狂言だった。 虚栄心にかられ、妻の金目当てに犯行におよんだのだ。 しかし、ウェイバリーは深く反省しており、ジョニーに対する愛情も本物と信じたポワロは、あえて真相を公表せず、後始末も本人に任せてロンドンに戻るのだった。(C) ITV Studios Limited 1989
4 #4 24羽の黒つぐみ
2/3/90
Season-only
エルキュール・ポワロが扱う事件は、全部が全部、依頼されたものとは限らない。ロンドンのお気に入りのレストランで食事をしている時、ポワロは、ある馴染みの客の話を聞いて興味をそそられる。その客は、いつも水曜日と土曜日にそのレストランで食事をするのだが、ある時、月曜日に突然現れて、普段は手をつけないようなメニューを注文したというのだ。翌日、新聞にその男が死んだという記事が載る。ポワロは、転落死とされているその事件に疑問を抱き、調査を始める。(C) ITV Studios Limited 1989
5 #5 4階の部屋
2/17/90
Season-only
ポワロの住むホワイトヘヴン・マンションの四階に、若いグラント夫人が引っ越してきた。夫人は到着するなり、真上の五階に住む金髪美人のパットに、直接会いたい旨の手紙を渡す。パットは蓄音機の騒音に対する苦情と考え、その申し出を無視する。その上の六階では、依頼もない上に風邪をひいてしまったポワロが、くさっていた。ヘイスティングスは、そんなポワロを芝居見物に連れ出すが、そこにはパットと婚約者のドノバン、友人のジミーやミルドレッドの楽しげな姿もあった。帰宅後、パットのバッグの中に鍵が見つからず、四人は部屋に入れなくなってしまった。結局、ドノバンとジミーが、サービス・リフトで五階に上り、鍵のかけていないキッチンのハッチから入ることになった。ところが、二人は間違えて四階の部屋に入り、しかもそこで夫人の死体を発見する。 騒ぎを聞きつけてポワロが乗り出し、連絡を受けたジャップ警部もやってくる。J・フレーザーの署名入りの手紙とハンカチが発見され、警察はフレーザーを指名手配するが、ポワロは納得できず、ドノバンとジミーを伴って、犯行現場を克明に調べる。そして、用意した小道具を使い、ドノバンが真犯人であるとの証拠をつかむが、その直後にドノバンは逃亡を図る……。(C) ITV Studios Limited 1989
6 #6 砂に書かれた三角形
2/24/90
Season-only
ポワロはロードス島で休暇を楽しんでいた。同宿のイギリス人は、釣り好きのバーンズ少佐とゴシップ好きのパメラ。そこへ新たにマージョリーとゴールド、バレンタインとチャントリーの二組の夫婦が加わる。バレンタインは、美貌と財産に恵まれ、5人も夫を取り替えた有名な女性だった。翌日ビーチで、ゴールドの注意は早くもバレンタインに引きつけられ、それを嫉妬のまなざしで見守るチャントリーでマージョリー。パメラは砂の上に三角形を書いてポワロに示す。一同は、揃って遺跡見物をするが、四人の間には次第に険悪な空気が漂い始めていた。レストランで、マージョリーが暗にバレンタインを批判し、チャントリーはゴールドに妻は渡さないと宣言する。パメラは危険な雲行きを危ぶむが、なぜか四人は和解。ポワロはその夜、予定通りホテルを出て港に向かう。事件はその直後に起きた。チャントリーが注文したピンク・ジンを代わりに飲んだバレンタインが苦しみだし急死したのだ……。(C) ITV Studios Limited 1989
7 #7 海上の悲劇
3/3/90
Season-only
ポワロは地中海クルーズを楽しんでいる。同行のヘイスティングスは、リクリエーション係を自任して張り切っている。小型の客船で、乗客は15人ほど。中でも目立つのはクラパトン夫妻だった。名門出身の夫人アデリンの傲慢な態度、特に年下の再婚相手のクラパトンに対する傍若無人の振舞いは、乗客たちの眉をひそめさせた。まめまめしく夫人の世話を焼くクラパトンを、同年輩で独身のエリーは、痛ましげに見つめる。フォーブス将軍は、ミュージック・ホールに出ていた男がうまく立ち回っている様子が、いまいましくてならない。 彼は夫人を彼女が少女の頃から知っており、一時は強烈な想いを寄せていたのだ。船がアレキサンドリアに入港した。クラパトンは二人のティーンエイジャーの令嬢たちから、一緒に上陸してくれとせがまれる。夫人はドアに鍵をかけたまま、自分は一日ベッドで過ごすとドア越しに答える。クラパトンは令嬢たちと出かける。ポワロもヘイスティングスと上陸。4時が回ると、乗客たちは次々と船に戻る。夫人の部屋には鍵がかかったままで、クラパトンがボーイにドアを開けさせて入ると、夫人はナイフで胸を刺されて死んでいた……。(C) ITV Studios Limited 1989
8 #8 なぞの盗難事件
3/10/90
Season-only
ある日、ポワロのもとに匿名の電話が入る。人目に立つことを恐れて動物園にポワロを呼び出した女は、兵器メーカー、メイフィールド社の社長夫人マーガレットだった。彼女は夫が、ドイツのスパイと噂のあるバンダリン夫人を邸に招いたことを心配し、ポワロに助けを求めたのだ。バンダリン夫人には、以前、軍上層部の将校に近づき、機密を聞き出してドイツに流し、それがもとで将校を死に追いやったという噂があった。週末、メイフィールド邸に集まったのは、政府の要人サー・ジョージとその妻イザベル、息子のレジー、バンダリン夫人とポワロ、メイフィールド氏の秘書ら。 一行は、食事を済ませブリッジに興じた後、夫人たちとレジーは2階の寝室に引き上げ、メイフィールド氏とサー・ジョージは書斎でメイフィールド社が開発した新型戦闘機の設計書を検討することになった。しかし書類のうちの重要な一枚が消えていた……。(C) ITV Studios Limited 1989
9 #9 クラブのキング
3/17/90
Season-only
ポワロはヘイスティングスに誘われて、ヘイスティングスの友人バニーの第一回監督作品の撮影を見にいく。主演は人気絶頂の美人女優バレリー。夫役は、サイレント時代の大スター、ウォルトン。だが、彼は酔ってセリフも満足に言えない始末。現場で我が物顔に振舞っているのは、プロデューサーのリードバンで、バレリーの演技にケチをつけ、ウォルトンにクビを言い渡す。バレリーのそばには、ポワロと旧知のモラニア国の王子ポールがいた。彼は、この映画の出資者であると同時に、バレリーの恋人でもあった。その夜、ポワロのもとにポールから電話が入る。 バレリーがリードバンの住むモンデジール荘を訪ねたところ、死んでいる彼を発見し、近くのウィロウズ荘に駆け込んだというのだ 真相を解明し、バレリーの潔白を証明してほしいと頼まれたポワロは、モンデジールへ向かう……。(C) ITV Studios Limited 1989
10 #10 夢
7/11/90
Season-only
パイの大量生産で巨万の富を築いた百万長者ファーリーから、相談したいことがあるという手紙を受け取ったポワロは、工場と同じ敷地内にあるファーリー邸を訪ねる。秘書の部屋でポワロを迎えたファーリーは、度の弱いメガネをかけていた。そしてポワロに夢の話をする。12時28分になると書斎の引き出しから拳銃を取り出し、窓のそばに立って頭を撃ち抜いて自殺する夢を毎晩のように見るというのだ。誰かが催眠術で自分を殺そうとしているのではないかと疑うファーリーだったが、ポワロには答えようがなかった……。(C) ITV Studios Limited 1989

About this show

名探偵エルキュール・ポワロが数々のトリックを解き明かす! ギネスブックにも「世界最高のベストセラー作家」と認定されたイギリスが誇るミステリの女王アガサ・クリスティ。彼女が生み出した名探偵エルキュール・ポワロは、ピンと尖った口髭と、“灰色の脳細胞”が詰まった卵形の頭がトレードマーク。強烈な自惚れ屋で伊達男のベルギー人、ポワロが数々の難事件を解決する傑作ミステリ・ドラマ・シリーズ。(C) ITV Studios Limited 1989

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