警部補･杉山真太郎～吉祥寺署事件ファイル

杉山真太郎(谷原章介)は警視庁吉祥寺署に勤める刑事｡解決した事件は数え切れない｡そんな杉山も仕事を離れれば入院中の妻･香織(酒井美紀)との間に長女･美晴(本田望結)､長男･海人(須田瑛斗)､次男･岳(松浦理仁)という3人の子供を持つ父親だ｡かつて敏腕刑事として活躍していた杉山だが､妻が体調を崩して以来家庭に重きを置くようになり､非現場への異動も考えていた｡
そんなある日､管内で殺人事件が発生｡捜査会議をする杉山たちの元に､署長の鎌本(榎木孝明)がスーツの男を連れてきた｡その男･苫米地(袴田吉彦)は､署長が本庁から呼び寄せた切れ者だという｡翌日､杉山たちが聞き込みを終えて署に戻ると苫米地が既に犯人を逮捕していた｡事件発生2日でのスピード逮捕に刑事課長の岡崎(佐野史郎)や同僚刑事の桜子(片瀬那奈)らは驚くが､杉山とコンビを組む永峰(要潤)は苫米地の個人プレーをよく思わないでいた｡
(C)東映/TBS

ある夜､杉山(谷原章介)は長男の海人(須田瑛斗)が欲しがっていた､巷で品薄の人気アニメのおもちゃを購入することに成功する｡ところが､手に入れた矢先､物陰から現れた少年におもちゃを奪われてしまう｡逃走する少年を必死に追いかけ捕らえた杉山だったが､少年から小児がんで入院している弟を喜ばせるために奪ったと告白され､少年におもちゃを譲ってしまう｡
翌朝､杉山が末っ子の岳(松浦理仁)を幼稚園に連れて行くため出掛けようとしていると､永峰(要潤)が所轄内で死体が発見されたと報告に現れる｡署長の鎌本(榎木孝明)に既に辞表を提出している手前､杉山は捜査に関わることに難色を示す｡だが､永峰に上手くあしらわれて結局現場に赴いてしまう｡現場で遺体を見た杉山は､遺体の主が昨夜自分からおもちゃを奪った少年だと知り､衝撃を受ける｡
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男手ひとつで家事をこなすのが難しいと考えた杉山(谷原章介)は､中島晴子(青山倫子)を家政婦として試しに雇うことに｡そして義母の芳江(高橋惠子)に晴子の力量を見定めてもらうよう頼む｡
一方､吉祥寺署では杉山が以前､連続放火犯で逮捕した矢吹武雄(平岳大)が刑期を終え､無事出所したと杉山のもとを訪ねてくる｡矢吹は杉山のお陰で更生する気持ちになれたと礼を言い帰って行く｡そんな中､吉祥寺署の管内で放火の疑いがある火事が発生する｡奇しくも現場は杉山が車の修理を頼んでいた自動車修理工場で､一番被害が大きかったのは修理に預けていた杉山の車だった｡現場からは焼け焦げたラジコンのタイヤが見つかり､それを見た杉山の表情が一変する｡何故なら十年前､ラジコンを利用した自動発火装置による放火事件で杉山が逮捕したのが矢吹だったからだ｡簡単には矢吹の再犯を疑う心境になれない杉山だが､今度は美晴(本田望結)と海人(須田瑛人)が通う学校のウサギ小屋で放火事件が起こる｡
※映像内のプレゼントの応募は､2015年2月2日締め切りとなります｡終了している場合はご了承下さい｡
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ある日､吉祥寺署では課長の岡崎(佐野史郎)のもとに､5年前に起こった未解決の児童誘拐事件の被害者親子が捜査の進展を督促しに訪れる｡被害者だった西野和真(竜跳)の母･絵里子(はしのえみ)は､和真が未だに誘拐のショックから立ち直れず苦しんでいると言い､一刻も早く犯人を検挙するよう訴える｡
そんな中､所轄にある老人介護施設で､入居者の老人･今井正(久保酎吉)が遺体で発見される｡永峰(要潤)と共に現場に急行した杉山(谷原章介)はそこで亡くなった妻･香織(酒井美紀)と瓜二つの介護職員･新田まひる(酒井美紀/二役)に出会う｡しかも杉山は長男の海人(須田瑛斗)が課外授業で施設に来訪したのをきっかけに頻繁にまひるのもとに遊びに来ていると聞き複雑な心境になる｡
そんな中､不慮の転落事故で死んだと判断された今井正(久保酎吉)の遺留品に､児童誘拐事件の被害者･和真のオモチャがあることがわかり･･･｡
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ある日､吉祥寺署に半年前に起きた現金輸送車襲撃事件の主犯で現在逃亡中の山崎淳平(米村亮太朗)に関する捜査協力の要請がくる｡山崎と交際関係のあった早見エリカ(福田沙紀)が吉祥寺に住んでおり､山崎が現れる可能性があるためだ｡早速､張り込みを開始したところ､エリカは山崎との間に儲けた生後4ヶ月になる男の子がいるシングルマザーだった｡同時に､エリカが仕事を請け負っている会社の経営者･佐久間(比留間由哲)の愛人であることも判明｡
そんな中､張り込みで追跡していた永峰(要潤)はトラブルに遭遇したエリカを手助けしてしまい､エリカと顔見知りになってしまう｡杉山(谷原章介)もエリカを訪ねてきた佐久間がエリカ親子に不遜な態度を取っている姿に堪りかねて､彼女の部屋に乗り込み､張り込みがバレてしまう｡
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1ヶ月前､吉祥寺署管内で江本宗明代議士(五王四郎)が刺殺される事件が発生｡杉山(谷原章介)らは､署長の鎌本(榎木孝明)から一刻も早く犯人を検挙するようにと命じられていた｡
そんな中､通学途中の美晴(本田望結)と海人(須田瑛人)は､奈良岡健造(中山仁)がひき逃げに遭うのを目撃｡目撃者として吉祥寺署に来た美晴は､永峰(要潤)や村田(石黒英雄)と共にひき逃げの捜査に乗り出す｡そして､美晴と永峰はひき逃げの事故現場で車の部品を発見｡特殊な塗料を使用している車だと判明し､管内で唯一その特殊な塗装を請け負っているカーショップを訪れる｡
一方､刺殺事件を捜査している杉山は､現場で血痕の付いたポケットティッシュを発見｡そのティッシュに付随していた広告のカーショップを訪れると､先客で訪れていた美晴や永峰に遭遇する｡
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ある日､杉山(谷原章介)が保育園に息子の岳(松浦理仁)を迎えに行くと､山口若菜(丸高愛実)が娘のうらら(梅崎音羽)を捜していた｡杉山は近隣を捜索し､神社前でうららを保護｡だがその矢先､境内で銃殺された遺体を発見する｡鑑識の結果､今回の銃殺事件と1ヶ月前に隣町で起きた強盗事件が同一犯の可能性が高いと判明｡杉山たちは今回の銃殺事件と平行して強盗事件の捜査も行うことに｡
そんな中､杉山は看護師の藤沢舞(奥村佳恵)から､昏睡状態の患者､大原紗枝(小林涼子)の枕元に血痕の付いた札束があったと相談される｡紗枝の病室を訪れた杉山は､紗枝の首もとに巻かれているマフラーを見て驚く｡それは杉山が神社前でうららを保護した際､うららが誰かにあげたと言っていたマフラーに類似していたのだ｡杉山は､紗枝の看病をしている柴田久美子(古村比呂)に札束とマフラーについて問いただすも､手がかりは得られない｡久美子が何か隠しているように感じた杉山は､再度久美子の家を訪ねるが･･･｡
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ある日､杉山(谷原章介)と永峰(要潤)は､風俗嬢の綾瀬リナ(入来茉里)の殺人容疑で早乙女耕介(忍成修吾)を逮捕する｡しかし杉山は､耕介の態度に犯人が持ち合わせているはずの被害者への感情が全く見えず釈然としない｡翌朝､杉山は耕介が拘置所内で自殺を図かり､病院へ搬送されたことを知る｡病室を訪れた杉山に耕介は､リナを殺した経緯を告白するのだが･･･｡
一方､吉祥寺署の刑事課では､永峰と香川(片瀬那奈)がそれぞれ別の事件の取調べを行おうとしていた｡そんな中､刑事課に来ていた栄養ドリンクのセールスレディが突如､態度を豹変させて包丁と爆弾を振りかざしだす｡その女は杉山と永峰が逮捕した早乙女耕介の母･マキ(あめくみちこ)であった｡マキの要求は､耕介の一刻も早い釈放｡耕介には殺人容疑がかかっていると説明しても､耕介を溺愛しているマキは取り合おうとしない｡マキは杉山が耕介を脅して自白させたに違いないと言い張り､もし耕介の身に何かが起きたら杉山を殺す!と刑事課の面々に主張する｡
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娘の美晴(本田望結)の誕生日祝いをするため､今日は残業なしで帰宅すると刑事課の面々に息巻く杉山(谷原章介)｡だが､そんな矢先､吉祥寺署がサイバー攻撃に遭う｡アクセス元が吉祥寺署近隣の団地の一室だということが判り､杉山は永峰(要潤)と共に団地へ急行する｡杉山たちが部屋を訪ねると､応対に姿を現したのは美晴と同じ小学校の同級生､狭山遥香(舞優)だった｡遥香は母子家庭で､母親の祥子(渋谷飛鳥)は夕方から深夜までスナックで働いている｡サイバー攻撃があった時間帯に祥子は自宅にいたと聞いた杉山たちは､スナックを訪ね祥子を吉祥寺署に同行させる｡ところが､祥子は酔っ払っているせいか話にならず､改めて明日取調べを行うことに｡取調べが明日になった杉山は､誕生日祝いのために帰宅しようとするも､今度は殺人事件が発生｡現場に急行する羽目に･･･｡
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マンションの一室で､ホステスの立花亜由(桐生あやめ)が遺体で発見された｡杉山(谷原章介)は永峰(要潤)と共に事件の捜査にあたるが､なかなかはかどらない｡一方､刑事課の香川(片瀬那奈)は署長の鎌本(榎木孝明)と課長の岡崎(佐野史郎)に頼まれ､本庁勤務のキャリアとお見合いをする｡ところが､お見合い場所で､昔､好意を寄せていた古賀昌也(前川泰之)と偶然再会｡お見合いの成功を望む鎌本らの期待をよそに､香川は古賀への思いが徐々に再燃していく｡
そんな中､刑事課の村田(石黒英雄)は､自身が捜査中の連続窃盗事件と杉山が捜査中の殺人事件との繋がりに気付く｡窃盗の被害者が皆ホステスで､客たちからプレゼントをもらった誕生日直後に被害に遭っていた｡殺害された亜由も誕生日直後であり､刑事課では亜由が侵入した窃盗犯と鉢合わせしたのではないかと考える｡杉山たちが捜査を進めると､被害者が働いていた店の経営者が古賀と判明する｡杉山たちが古賀に疑いの目を向ける中､香川だけは古賀を信じるが･･･｡
※映像内のプレゼントの応募は､2015年3月26日締め切りとなります｡終了している場合はご了承下さい｡
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吉祥寺署管内で､交番勤務の芹沢(吉永秀平)が何者かに襲撃され､携帯していた拳銃を奪われる事件が発生する｡芹沢は病院に搬送されたが間もなく死亡｡現場付近の防犯カメラには､野球帽とマスクで顔を隠している怪しい男が映っていた｡その男が乗った原付バイクに､芹沢が昔､解散に追い込んだ暴走族のステッカーが貼ってあることも判明｡杉山(谷原章介)たちは､芹沢を狙った犯人の糸口になると考える｡そんな中､単独で元暴走族のメンバーに聞き込みに出かけていた村田(石黒英雄)は､署に戻る直前に何者かに銃撃され､重体に陥ってしまう｡科捜研の調べで村田を撃った銃弾の線状痕が芹沢の盗まれた拳銃のものと一致｡芹沢の事件と同一犯である可能性が高まる｡その矢先､杉山は義母の芳江(高橋惠子)を検査した篠原医師(山本圭)から､芳江の検査結果が芳しくないことを告げられる｡直ぐに入院し手術を受けなければならない芳江に付き添うため､杉山は捜査から離れることにするが･･･｡
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