起業家

· 幻冬舎,オトバンク · 朗讀者:佐々木健
有聲書
5 小時 37 分鐘
完整版

關於本有聲書

ベストセラー『渋谷ではたらく社長の告白』から8年。 ネットバブル崩壊、業界の低迷、再びのネットバブル。 絶頂の中、発生したライブドア事件、親友・堀江氏の逮捕、株価暴落、そして社長の退任を賭けて挑んだ未知の領域——。 その時、起業家は何を考えていたのか? 抱えた苦悩と孤独、そして心に沈めてきた想い。 焦り、嫉妬、不安、苛立ち、怒り、絶望——。 すべての真相を、今ここに! 魂をゆさぶる衝撃の告白。 《本文より一部抜粋》 「これでダメだったら、おれも責任をとって会社辞めるからさ」 (中略) 突き抜けなければアメーバも、おれも終わりだ。 私はそう覚悟を決めていました。 しかしそれは、その道が正しいのかどうか、その先にゴールがあるのかどうかも分からないまま走り続ける、孤独なマラソンのようでした。 「ニュース見たか? ライブドアに家宅捜索だって」 (中略)堀江さんが犯罪容疑者としてパトカーで搬送されていく姿を見て、何か自分の将来がどす黒いもので覆われたような感覚がして、茫然とその場に座り込んでいました。 人とは違う生き方をする者への、世間からの冷たい仕打ちを目の当たりにしたような気がしたのです。 起業家として、ゼロからベンチャー企業を立ち上げていくと、世間の反感を買ったり、既得権益を得ている人から邪魔されたりします。 それでも前に進み続けるためには、強靭でタフな精神が必要です。 しかし、何か巨大で抗えないものに負けてしまった……そんな感覚だったのかも知れません。

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