女流ポルノ作家・わかつきひかるが、官能小説誌から依頼を受けて、女たちのエッチな体験談をもとに執筆した告白手記風リアルファンタジー。
シリーズの最終話となる第五話は、保育所に子供を入れてもらうことを条件に、町会議員から真昼のホテルでお籠り調教される人妻の体験談。
また入園審査に落ちたら、私は仕事を辞めるしかなくなる......。保育所が見つからず、路頭に迷っていた人妻。ある日、本屋で町会議員を見かける。議員の口利きがあれば入園できるという話を耳にした彼女は、目の前の男に気に入られたら保育園に入れる、そう思った。そして、議員のスーツの裾に、口紅をなすりつける。「あのう。スーツ、裾のところ、汚れていますよ」
わかつきひかる
2001年にフランス書院ナポレオン大賞受賞して、頭角を現し、