「わたしの死を泣かないでください」 サッコ・ヴァンゼッティ冤罪事件

· 太陽出版
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世界中で抗議を惹起したサッコ・ヴァンゼッティ冤罪事件とは。無辜の二人のイタリア人移民、サッコとヴァンゼッティは、民族的差別と思想的偏見による死刑判決を受け、1927年にアメリカで電気椅子によって処刑された。サッコとヴァンゼッティの命が権力によって絶たれた経緯を、裁判記録と残された書簡で明らかにし、その根源的な意味を問う。

 1920年代前半のアメリカ社会には、ロシア革命で高まった「赤への恐怖」による思想的偏見と、マーノ・ネーラ(マフィア)の犯罪と低賃金で働くイタリア人移民にたいする民族差別が交錯する社会的ヒステリー現象が覆っていた。
 そのアメリカ社会の濁流にサッコとヴァンゼッティは巻き込まれ、木の葉のように翻弄され、電気椅子で死刑となった。二人の、無辜のイタリア人が死刑となった、いわゆるサッコ・ヴァンゼッティ事件は、「アメリカのドレフュス事件」と呼ばれ、世紀のフレームアップとして、世界中で、もちろん日本でも大きな抗議運動を惹起した。
 本書は、サッコとヴァンゼッティの命が権力によって絶たれた経緯を、裁判記録と残された書簡で明らかにし、その根源的な意味を問う。

저자 정보

●著者紹介
藤澤房俊(ふじさわ ふさとし)
1943年東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。
文学博士。東京経済大学名誉教授。

著書
『赤シャツの英雄ガリバルディ──伝説から神話への変容』(洋泉社、1987年、マルコ・ポーロ賞)
『シチリア・マフィアの世界』(中公新書、1988年/現在講談社学術文庫、2009年)
『匪賊の反乱』(太陽出版、1992年)
『「クオーレ」の時代──近代イタリアの国家と子供』(筑摩書房、1993年/ちくま学芸文庫、1998年)
『大理石の祖国──近代イタリアの国民形成』(筑摩書房、1997年)
『第三のローマ──イタリア統一からファシズムまで』(新書館、2001年)
『ピノッキオとは誰でしょうか』(太陽出版、2003年)
『マッツィーニの思想と行動』(太陽出版、2011年)
『「イタリア」誕生の物語』(講談社選書メチエ、2012年)
『ムッソリーニの子どもたち──近現代イタリアの少国民形成』(ミネルヴァ書房、2016年)
『ガリバルディ──イタリア建国の英雄』(中公新書、2016年)
『地中海の十字路=シチリアの歴史』(講談社選書メチエ、2019年)
『カヴール──イタリアを創った稀代の政治家』(太陽出版、2021年)

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