著者紹介 ハイケ・ブルック(Heike Bruch) ザンクト・ガレン大学(スイス)教授。同校「リーダーシップと人的資源管理」研究所(Institute for Leadership and Human Resource Management)所長。ベルリン自由大学より経営学修士号を、ハノーバー大学より経営学博士号を取得。専門はリーダーシップ論。世界各国の大学機関で研究・教育活動を行っている。とりわけ近年は、マネジャーの感情、意志、行動、リーダーシップについて研究を進めている。
スマントラ・ゴシャール(Sumantra Ghoshal) 1948年インド生まれ。マサチューセッツ工科大学とハーバード大学より経営学博士号を取得。組織戦略論の世界的権威で、インシアード経営大学院教授、ロンドン・ビジネススクール教授、インド経営大学院初代学長、イギリスの先端経営研究所(Advanced Institute of Management Research)フェローなどを歴任。その他、複数の企業の社外役員やコンサルティング、世界経済フォーラムのフェローなどとしても活躍したが、2004年に逝去。世界的なベストセラーであるManaging Across Borders(邦訳『地球市場時代の企業戦略』日本経済新聞社)、The Individualized Corporation(『個を活かす企業』ダイヤモンド社)(ともに共著)などの著書のほか、70以上の学術論文を精力的に発表してきた。
訳者紹介 野田智義(のだ・ともよし) アイ・エス・エル(ISL:Institute for Strategic Leadership)理事長。 1959年京都市生まれ。83年東京大学法学部卒業後、日本興業銀行に勤務。88年渡米後、マサチューセッツ工科大学より経営学修士号を、ハーバード大学より経営学博士号を取得。ロンドン・ビジネススクール助教授、インシアード経営大学院(フランス、シンガポール)助教授などを経て、2001年7月に、全人格リーダーシップ教育機関であるISLを創設。財界人、経営プロフェッショナル、大学教授、社会リーダーなど約300名の協力を得て、次世代のビジネス・社会のリーダーの育成に注力している。近年では、全国の社会起業家の育成・支援のための社会イノベーター公志園プログラムや、東北復興のための東北未来創造イニシアティブ、新大学生向けリーダーシップ塾(7DAYSプログラム)など、多くのプロジェクトを手がけている。 経営学者時代は組織戦略論を専攻し、企業における戦略策定・資源配分・事業創造・戦略統合プロセスについての研究成果を欧米の一流学術・経営雑誌に発表してきた。インシアード経営大学院では「企業変革と戦略リーダーシップ」と題するMBAコースで、過去3年連続で最優秀教授賞を受賞した経歴を持つ。著書に『リーダーシップの旅』(共著、光文社新書)などがある。