自殺した女性は母親を失って以来、
精神的に不安定になっていた。
だがエーレンデュルはわずかな疑念をもとに、
孤独な捜査を進める。
アイスランド推理小説大賞受賞、
CWAインターナショナルダガー賞最終候補作。
人気シリーズ第6弾!
彼女は湖のほとりのサマーハウスで首を吊っているのを発見された。夫によると二年前に親密だった母親を病で失って以降、精神的に不安定になっていたという。死後の世界に興味をもち、霊媒師のもとに出入りしていたことも判明する。自殺で間違いない。だが本当に? 捜査官エーレンデュルは、微かな疑問を抱き孤独な捜査を進める。暴かれる悲痛な過去、明らかになる驚愕の真実に心の奥底までゆさぶられる、北欧ミステリの巨人の好評シリーズ第6弾。
1961年アイスランドの首都レイキャヴィク生まれ。
1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。